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ユキの好きな飲み物を買い、ユキがいる所に向かう。
その足は、どんどん早くなりいつしか俺はユキがいる所まで
全力で走っていた。
今、すごくユキに会いたい気持ちでいっぱいだったから。
い「ユキ!!!」
ユ「……え?え、わ!!!……ちょ、いふさん!?
ここ、外です、よ…?」
い「ユキ、結婚しよう。」
ユ「……え?」
い「俺ユキに1度もちゃんと自分の口から伝えたことなかったよな。不安にさせてたと思う。
それでも、ユキは俺を支えてくれた。俺以上に、俺に愛をくれてた。
今度は、俺がユキに伝える番。
__愛してます。俺と一緒に、これからもいてください。」
そう伝え、ポケットから婚約指輪を取り出しユキの手を取り、
左手にそっとはめると、白くて細い指にキラッとダイヤが光る。
ユ「……私、ずっと、ずっとずっとずっと……不安だった…。
いふさんの支えになれてるのか、頼れる存在なのか、妻として相応しいのか…。
いふさんに、愛されてるのか…、不安、でした。」
い「ん……、ごめんな」
ユ「私、実はめちゃくちゃわがままです。
仕事も物覚え悪くて、裏で先輩にいっぱい怒られてました。
たまに、家事やりたくない時もあります。
結構、依存しやすい体質です。いふさんの事、大好きなんです
こんな、めんどくさい私でも………、奥さんにしてくれますか?」
い「もっと、わがまま言っていいし。仕事のミスはカバーし合えばいい。家事なんて、お互いやれる時にやろう。
もっと、依存して俺しか見えなくなればいい。俺以外、見ないで?
こんな奥さん面倒見れんの、俺だけやと思わない?」
ユ「……ッ、…はいっ。よろしくお願いします!」
小さなユキの身体を包み込むように抱き締めると、応えるようにユキも手を回す。
顔を見合わせ、照れくさそうに微笑むとまた目が合い
吸い込むように唇を重ねた。
い「愛してる。」
俺、また人を愛する事が出来たよ。
君も俺以外の誰かと、幸せになれたんだね。
俺も君以外の子と、幸せになるよ。
でも、俺はやっぱりよくばりだから
_____________来世は、Aと幸せになりたい。
だから来世までは、君とはさよなら。元気でね
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ユリア(プロフ) - てっきりifくんと結ばれると思ってました。構成などよくできていて驚きました!!これからも応援してます(^▽^)/ (7月21日 18時) (レス) @page42 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖君@らびまるもしもちゃん推し - あぁ、私の性癖にストライクした... (2023年4月10日 14時) (レス) @page42 id: 6f9faa66b6 (このIDを非表示/違反報告)
でぃあ(プロフ) - Comet@すいでいさん» コメントありがとうございます!この作品を好きと言って頂けて光栄です…(՞ ܸ. .ܸ՞)"他にも投稿してるので良ければぜひ見てください〜! (2022年10月6日 22時) (レス) id: ffe1821f7f (このIDを非表示/違反報告)
でぃあ(プロフ) - ロスさん» 嬉しいです!ありがとうございます( ¨̮ )︎︎♡完結致しましたので、ぜひ読んでください〜! (2022年10月6日 22時) (レス) id: ffe1821f7f (このIDを非表示/違反報告)
でぃあ(プロフ) - ポテト美味しすぎない!さん» 夢主ちゃん辛い恋愛してますよね…(т-т) (2022年10月6日 22時) (レス) id: ffe1821f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でぃあ | 作成日時:2022年4月20日 10時