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父「……ん?おぉ、なんだ、いふか。どうしたんだ?」
目の前には、ベッドに座る父と秘書が話して様子だった。
い「……ど、…どうしたんだ?じゃないでしょ!?
倒れたって聞いて…!!」
父「…倒れた?あぁ、こんなの大したことない。高梨から聞いたのか?全く、お前も大袈裟に物事を伝えるなと、あれほど…」
高梨「勝手なことをして申し訳ございません。
ですが…。社長、私にはもうこれ以上無視し続ける訳には…」
父「高梨」
父のその一言で病室が一気に圧迫感で飲まれそうだった。
高梨もそうだったのか、申し訳ございませんと一言言い頭を下げた。
…なんだ?…無視ってなんの事を、
父「高梨、悪いが水を買ってきてくれないか。薬を飲みたい」
高梨「かしこまりました。」
俺の横を通る高梨は、顔を伏せていても分かるくらい暗い表情を
していた。
俺はベッド近くのパイプ椅子に腰をかけ父さんを見る。
最後に会ったのは1年くらい前…だろうか?
その頃とは、比べて明らかに痩せ細っていた。
チラッと隣に置いてある薬を見ると前回よりも量が増えてるような気がした。
い「…父さん、ほんとに何ともないの…?何か隠してるんじゃ、」
父「何言ってるんだ、少し転んだくらいで大袈裟なんだよ。
お前が心配する事は何も無い。…どうだ、お前の会社は?」
い「そっ、か。会社は、…うん、特に大きな問題はないけど
ただ最近、売上率が下がってる気はする。開発や営業とか色々手は回してるんだけど…ね」
父「…………そうか。」
い「でも、春に向けて新しい商品とかみ皆色々考えてるから挽回出来るよう対処してみるよ。」
父「…なんだか、頼もしくなったな。」
父がストレートに褒めることはあまりないからびっくりしたけど
照れくさかった。
俺が小学生の頃に、母さんが病気で亡くなってしまい
それからの父さんは、仕事で忙しくてもなるべく俺との時間を
取ってくれた。
口下手な父さんを俺はよく思ってない時期もあったけど
今は社長として、父として、尊敬してる。は
い「1秒でも早く、父さんに追いつきたいから」
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ユリア(プロフ) - てっきりifくんと結ばれると思ってました。構成などよくできていて驚きました!!これからも応援してます(^▽^)/ (7月21日 18時) (レス) @page42 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖君@らびまるもしもちゃん推し - あぁ、私の性癖にストライクした... (2023年4月10日 14時) (レス) @page42 id: 6f9faa66b6 (このIDを非表示/違反報告)
でぃあ(プロフ) - Comet@すいでいさん» コメントありがとうございます!この作品を好きと言って頂けて光栄です…(՞ ܸ. .ܸ՞)"他にも投稿してるので良ければぜひ見てください〜! (2022年10月6日 22時) (レス) id: ffe1821f7f (このIDを非表示/違反報告)
でぃあ(プロフ) - ロスさん» 嬉しいです!ありがとうございます( ¨̮ )︎︎♡完結致しましたので、ぜひ読んでください〜! (2022年10月6日 22時) (レス) id: ffe1821f7f (このIDを非表示/違反報告)
でぃあ(プロフ) - ポテト美味しすぎない!さん» 夢主ちゃん辛い恋愛してますよね…(т-т) (2022年10月6日 22時) (レス) id: ffe1821f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でぃあ | 作成日時:2022年4月20日 10時