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チル ページ7

私はノートとペンを用意して食堂にお邪魔した。

誰もいなくてシーンとしてる。

見たら広いベランダがあって、窓を開けると冷たい風が吹いた。

青空、快晴。

干された洗濯物は見る限り男物しかない。

女の子は住んでないのかな?

気持ち良いから窓を開けたままにしてテーブルについた。

「〈まず自己紹介から…〉」

スマホで韓国語を調べながら、ノートに書き写していく。

「〈チェイルムン(私の名前は)…〉」

風にのってふわりと、洗濯物のいい香り。

目が重くなってくる。

「〈…やば、眠い…〉」

眠いってなんて言うんだろ?調べよ。

「〈チョルリョ(眠い)…〉」

ちょっとだけ寝よっかな…。

「〈チョグンマン チャジャ(少しだけ 寝よう)…〉」

テーブルに突っ伏して、目を閉じた。

次の瞬間には、美味しそうなパンの匂いがした。

お腹がぐぅ〜と鳴った。

パン、食べたいなぁ…。

カサカサッと音がして、私は目を開けた。

「…あ、イロナッソ(起きた)?」

顔を起こしたら、斜め向かいに座ってる人がいた。

パンを食べながら首をコテンと傾けて、私を覗き込むように。

「〈…王子〉」

オジッ(ひたすら)?」

慌ててノートを見て

「〈チェイルムン、AAイムニダ!〉」

「僕はヨチャングです。パンドゥセヨ(パンどうぞ)〜」

紙袋を私の側に寄せてくれた。

中を覗くとパンがたくさん!

「〈いただきます!〉」

ひとつ取ってかじりついたそれはメロンパン。

「〈マシッソヨ〜〉」

言うと、王子は親指を立ててニッと笑った。

やばい…超絶イケ…。

「〈ヨジャチングイッソヨ!?〉」

驚いた顔に一瞬なって、フフと笑う王子。

「…クングメ(気になる)?」

今なんて言った?グルメ?

ノヌンナムチンイッソ(君は彼氏いるの)?」

え?待って待って。

「〈すみませんこれにもう一度言って…〉」

「え?」

スマホを向けても、キョトンとしてる。

日本語わかんないよね…あーもどかしい。

祐人がいればなぁ。

スマホでまた韓国語を調べる。

「〈えっと…ユウトエイジョンサチョン(祐人のいとこ)!〉」

「あっユトのいとこ?へー!クロムイルボネソワッソ(じゃあ日本から来たの)?」

わかんない…いとこってのは通じた?

ミョッサル(いくつ)?」

オンジェッカジイッソ(いつまでいるの)?」

ヨギエソチャゴカルレ(ここで泊まる)?」

「〈祐人〜!(泣)〉」

パル→←ユッ



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作品ジャンル:恋愛
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ふぇて子(プロフ) - 神田ニエル。さん» ありがとうございます(^o^)ジノたんの可愛さ伝わって嬉しいです〜\(^o^)/ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 0bdfab15ee (このIDを非表示/違反報告)
神田ニエル。 - 更新お疲れ様ですぅジノたん可愛いっ! (2019年5月8日 23時) (レス) id: 4450166156 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇて子(プロフ) - 神田ニエル。さん» わかります!わかり過ぎます〜たごにはみんなステキですもんね〜(*´ω`*) (2019年5月4日 21時) (レス) id: 0bdfab15ee (このIDを非表示/違反報告)
神田ニエル。 - ふぇて子さん» ですよね〜(*´ω`*)あの二人本当天使ですよね!wペンに関して少し訂正させてください!イェナンちゃんとジノちゃんよりのオルペンです!! (2019年5月4日 0時) (レス) id: 4450166156 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇて子(プロフ) - 神田ニエル。さん» いつもコメントくださって本当に嬉しいです!ニヤけまくってますよ〜wイェナンとジノが好きですか!天使の2人〜(*´ω`*) (2019年5月3日 0時) (レス) id: 0bdfab15ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぇて子 | 作成日時:2018年11月14日 20時

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