キョロンハジャ！

イー ページ2

「食堂で待たせてるから来て」

ホンソギヒョンと一階の食堂へ降りる。

日本人？

なんか嫌な予感…。

まさか、姉ちゃん？

「…えっ」

「あっ！」

食堂に入ると、テーブル席に座ってた女の子が立ち上がって手を振った。

「〈祐人！久しぶり！〉」

「〈A！？なんでここに？〉」

「〈びっくりした？いひひ〉」

そのいたずらな笑い、昔のままだ。

「ユト、どなた？」

「あ、いとこです」

「〈はじめまして、AAです。祐人がお世話になってま〜す〉」

「〈オ〜ドモ、アリガトゴジャマース〉…彼女なんて言ったの？」

「たいした事言ってないんで大丈夫です」

「〈オ〜My name is ホンソク〜〉」

ホンソギヒョンはニコニコしながら手を差し伸べた。

その手を両手でガシッと握るAも、笑顔で

「〈よろしくでーす、彼女いますか？〉」

「〈いきなり？〉」

呆れていると二人とも俺の方を見て

「〈この人いくつ？可愛いんだけどー！〉」
「彼女今なんって？訳して？」

「〈25…いや24か。可愛いでしょ〉、彼女いますかーって」

「〈４個上か〜丁度良いかも〜！〉」
「えっ！ヨチンオプソヨ(彼女いません)！」

「〈なんって？〉」
「ムォラゴ(なんって)？」

「まず同時に喋るのやめて？」

サム→←イル

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