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#18 ページ18
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不幸中の幸いと言っていいのかわからないけれど、北斗くんの傷はそんなに深くはなかった。
だけど私がいながらこうなってしまったことに対して、
すごく情けなくて、悔しくて。
保護者の方に謝りに行ったけれど、優しいご両親は｢仕掛けたのはウチの息子なので｣と諭されてしまった。
｢ちょうど早く大学が終わったから古着屋さんまで迎えに行こうとしたらAと北斗が男の人たちに囲まれてんだもん。びっくりしたよ...。｣
あとからそう�眞呂�んに言われて、本当に�眞呂�んには感謝でいっぱいだった。
だけどその後、北斗くんは塾には来なくなった。
北斗くんがいない教室は少し寂しくて
色がひとつ減った気がした。
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作者名：Yuga | 作成日時：2019年6月23日 19時
