三十四話 ページ35
キルア「はぁ？アムニス家って裕福な家の」
「そうだよ」
ゴン「キルアどうしたの？」
……キルアは知ってるのかあの事件、そしてゴンは知らないのか、まぁキルアが説明してくれるよな
キルア「いや、アムニス家って3年前に長女のミズキって子が殺された事件があるんだよ。子供は女と男が一人づつ居た、同じ名前を姉弟で付ける親はいないだろうし……」
ゴン「えぇ!!それだったら」
ゴンも分かったのか、僕が殺された子供だって
ゴン「ミズキって男だったの!?」
……………………はぁ？いやいや、流れ的に僕が殺された子供だってなるんじゃないの？ゴンってどこまで鈍感なんだろう…
「違うよ、僕は女だよ。言ったじゃんあった時に」
ゴン「でも、それだったらミズキは死んでるってことだよ？」
キルア「オレもそこが分かんねェだよ。」
その反応が正解だよね……なんで死んでるはずの子供が生きているのか、
「ゴンもキルアも分からないか〜」
ゴン「分かるわけないよ〜だってミズキは今目の前にいてちゃんと生きてるんだもん」
キルア「分かるわけねェだろ」
「そうだよねいいよ、話してあげる。あの事件の死んだ長女は顔が分から無くなるくらいグチャグチャになってたの」
キルア「あ、」
キルアは、あの反応だともう気づいたのかな
「僕じゃない誰かなの、あの死体は」
ゴン「え？じゃあ、なんでその死体がミズキだってなったの？」
「ここからは僕の昔のお話だよ。
僕が死んだことになったのは僕があの家からしたら邪魔だったからだよ」
キルア「……………」
「僕は弟、長男より早く産まれて来たの僕と弟は5歳差だったんだ」
ゴン「…………」
ゴンも流石に分かったのかな
「あの家の人達は長男を一番年上にしたかったんだろうね、だから女の僕は殺された……ことになった。流石にお腹を痛めて産んだ子供を殺しはしたくなかったのかな？
そして僕は流星街に捨てられた。殺されなかっただけ良いはずなんだけどね。」
…………う〜ん、やっぱり刺激が強すぎたかな？まだ話さない方が良かったのかな
ゴン「そんなのおかしいよ!!そんな理由で子供を捨てるなんて……」
キルア「そうだよ、見返そうとか思わねえの!?」
ふふ、ゴンもキルア綺麗だな…ゴンとキルアに話して良かった
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作者名：璃律 | 作成日時：2021年12月23日 19時
