僕が人を好きになる訳ない【ヒソカ】 (ページ27)

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ニ十六話ページ27

……うわ、久しぶりの外､太陽が眩しい
それに風が強いな

リッポー「諸君、タワー脱出おめでとう。残る試験は4次試験と最終試験のみ」

あと2つだけか、今のところ試験で難しかったのは料理だけだな

リッポー「4次試験はゼビル島にて行われる。では早速だが、これからクジを引いてもらう」

4次試験は無人島生活みたいな感じかな…僕の暮らしてた流星街に比べれば生活は簡単にできるけど…
それになんで､クジ？

ボドロ「これで一体、何を決めるんだ？」
リッポー「狩る者と狩られる者。このクジで決定するのは狩る者と狩られる者」

殺し合いをするってことなのか？

リッポー「この中には24枚のナンバーカード、すなわち今残っている諸君らの受験番号が入っている。今から一人ずつ引いてもらう」

ふーん、なんとなくだけど分かった気がする。取り合えず僕のナンバープレートは外してリュックに入れておこっと
それと…みんなの番号を覚えようかな

リッポー「それではタワーを脱出した順にクジを引いてもらおう」

ヒソカが先に入ったからヒソカがやっぱり一番判定なのか
でも2番だからやっぱり僕の番が来るのは早いな〜、

僕の番号は198番か、誰かな〜
……あの三人兄弟の一番弱そうな人、見つかりさえすれば取るのは簡単そう

リッポー「全員引き終わったね。今、諸君がそれぞれ何番のカードを引いたのかは全てこの機会に記憶されている。
したがって、もうそのカードは各自自由に処分してもらって結構…
それぞれのカードに示された番号の受験生がそれぞれの獲物だ」

やっぱり､そういう事だったんだ
すぐ隠して正解だったな

リッポー「奪うのは獲物のナンバープレート。自分の獲物となる受験生のナンバープレートは3点、自分のナンバープレートも3点、それ以外は1点。最終試験に進むために必要な点数は6点
ゼビル島での滞在期間中に6点分のナンバープレートを集めること」

つまり全員が敵って事か…誰を信用するか、それとも誰も信用しないか

案内人「御乗船の皆様、第3次試験お疲れ様でした!そしてここに残った25名の方々には来年の試験会場、無条件招待権が与えられます!たとえ、今年受からなくても気を落とさずに来年また挑戦して下さいねっ」

どよぉ〜ん
うわぁ、お姉さん可哀想だなせっかく明るく説明したのにこんな空気で、まぁ僕が何かする訳じゃないけど

……みんなもプレートを隠したか、先に誰か見といてよかった
さて僕が獲物なのは誰かな､誰であっても渡さないけど