ミツバ篇22(ごめんねなかなか話まとまらなくて) ページ34
土方視点
浪士「貴様ァァ!早く振り落とせ!」
そう言って窓から顔を出し銃口を向けてくる浪士。
撃たれる…そう思った瞬間。ガンッという鈍い音がして浪士が気絶した
土方 「!てっ…テメェ!」
浪士の方を見ると、そこには見たくもねぇくそ天パが
銀時 「安心しろ、煎餅買いに来ただけだ。Aは俺が預かってやるよ。 あとは“おめぇら”だけでやりな。そっちの方があいつも喜ぶだろ。 そっちの方が喜ぶかもしれねぇぜ。あいつも」
車の前に総悟がいる
力を振り絞りタイヤに刀を突き刺し車を停める
ドガァァァンッ!!!
総悟が車を真っ二つに斬った
in 病院
総悟 「姉上、ごめんなさい。俺ァろくでもねぇ弟だ。結局姉上の幸せ奪ってきたのは俺。ごめんなさい。ごめんなさ……」
ミツバ 「いいのよそーちゃん。立派になった。強くなったわね。振り返っちゃダメ。決めたんでしょう?あの時自分で。自分の道を……だったら謝っちゃダメ。泣いちゃダメ。不器用でふてぶてしくて、でも優しい貴方達が大好きだった。だから私……幸せだった、貴方達のような素敵な人に会えて。貴方に会えてよかった。そーちゃん。あなたは私の。自慢の弟よ」
そのまま姉上は息を引き取った。
その時、どこからか黒がかった桃色の薔薇が落ちてきた。
桃薔薇の花言葉
【幸せ】
総悟 「ううっ…ヒグッ……」
涙が溢れた
in 屋上
A視点
土方 「辛ェ。辛すぎて涙出てきちまった。 辛ェ。」
土方さんが屋上で激辛煎餅食べて泣いている。
それを私と銀ちゃんでこっそり影から聞いてる。
そうだ。サプライズにミツバさんにこれをあげよう。
そう言って私は薔薇を出し始める。
銀時 「何やってんだ?A」
A『桃色の薔薇だよ。他の色が出せるようにずっと練習してたの。ミツバさんにあげるために。まぁ、黒色が混ざってて汚いけど…』
幸せの花言葉を持つ桃色。私とは違う色の薔薇を出すのに、沢山力を使った
黒で汚くなってしまったが、もう時間が無い。はやくミツバさんに届けなければ。そう思って薔薇を飛ばす
銀時 「汚くねぇだろ。綺麗な気がすっけどな」
A『そう?なら良かったよ。銀ちゃん。もう一眠りする。膝貸して』
銀時 「おう。好きなだけ寝ろ」
銀ちゃんの膝に寝っ転がる
銀ちゃんが本当に私のお兄ちゃんだったらどんなに良いだろう
後で総悟にもやってあげよう
きっと寂しい思いをしてるはずだから。
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作者名:霊丸 | 作成日時:2019年12月11日 16時