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第5話『絵画の魔女』 ページ7
ーその頃、ドロシアのアトリエにてー
ー視点無しー
莉音「えっと・・・」
ドロシア「いきなりごめんなさいね、私はドロシア・ソーサレスっていうの」
莉音「私は神代莉音です」
ドロシア「莉音ちゃんね、私・・・貴女をモデルに絵を描きたいの」
莉音「別に良いですよ」
ドロシア「ありがとう。ところで・・・その背負ってるケースにはなにが入ってるの？」
莉音「あ、バイオリンが入ってます。兄さんによく演奏を聞かせたりしてたんです」
ドロシア「そうなのね。なら、演奏しているところを絵に描きたいわ。お願いできる？」
莉音「はい」
そして莉音はバイオリンを出して演奏し始めた。
ドロシア「優しい音色ね」
莉音「ありがとうございます」
そして絵が描き終わった後。
ドロシア「ありがとう。良い絵が描けたわ」
莉音「どういたしまして」
ドロシア「貴女・・・見かけない顔だけれど、住む場所はあるの？」
莉音「いえ、兄さんと今日来たばっかりで、無いんですよねぇ」
ドロシア「なら、絵のモデルになってくれたお礼に此処に住む？もちろん、お兄さんも一緒で」
莉音「良いんですか！？」
ドロシア「ええ。もちろんよ」
莉音「ありがとうございます！ドロシアさん！」
ドロシア「ドロシアで良いわ、敬語も無し」
莉音「うん、解ったよ、ドロシア」
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