〜*私と彼の幼馴染み日記*〜 [羽生結弦]

諦める【過去】 ページ6

あの夏に見た









ゆづと知らない女の子のキス。








ゆづには何も聞けないまま









もうすぐ卒業。









中学校3年生の冬。








学校の中庭。









「…あっあのさ…//


そのー…えっと…///


俺と付き合って下さいっ……！！」









火照ってくる身体。









『…えっ……？！///


……わっわたしっ………//？』









同じクラスの杉村から





告白された。









その日の帰り道。





いつもどうりゆづと2人きり。









『……あのね…


今日ね…杉村から告白されたんだ…』









「…えっ……うっそ…。」









『…ほっ、ほんとー……』









「……で、返事は……？」









ゆづ…







私ね………？









もう









諦めるよ。









『……いいよって……言ったよ…』









「……そう…なんだ…」







切なげな顔をするゆづ。









もう…









諦めるって決めたんだよ…？









そんな顔されたら









勘違いしちゃう……。









あんな思い









もうしたくないの。









初めて









ゆづ以外の人を









好きになろうとした日。

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