〜*私と彼の幼馴染み日記*〜 [羽生結弦]

8人で ページ35

ゆづの機嫌も直って
みんな一安心してたんだけど……

突然、
小塚くんが気が付いたように私を見る。


「そういえば、Aちゃんってさー
……スケート出来るの……？」




…………ギクッ




「たしかにー！」

「スケート部だし、
少しは滑れないとだめだよね…笑」


……うう…。



『…あのー……
私、全く滑れないんですけどー…涙』


あー恥ずかしいよぉー……



「あちゃー、まじかー笑」


織田さん…マジです………涙




「…うーん、じゃあさー…」


ゆづが口を開く。



「…Aには、
マネージャーしてもらおうよ！」



『…マネージャー？』



「うん。
それならAも安心だし、
僕たちも助かるでしょ？」


おおおぉおぉぉ！！！

さすがゆづー！！！



「おう！それならいいかもなー！」

大輔さんが賛成する。







「いいじゃんいいじゃん！！」

「うん！それなら安心だー♪」

みんなも賛成してくれた。




よかったー(´`)

みんなから
“こいつには無理だ”
って言われたらどうしようかと…汗




「Aちゃんがマネージャーとか…
マジで萌えだわー♪笑」

佳菜ちゃん…またそんな…//



「確かに、
Aちゃんが世話してくれるなら
俺たち男も嬉しいなぁー((笑」

…大輔さんが言うと
なんか危険な匂いしかしない…



「…みんな、
あんまりAにちょっかいかけない
で下さいね……ﾆｺ」




出た……笑
ゆづのブラックスマイル……。

みんながまた恐怖の顔に……笑



こっ、ここは…
私がとりあえず場を和ませないと…



『……あっあの…！』






「…おおー何々……？」




大輔さんが必死で
私の話に話題を変えようとしてる笑



よかった…！
みんなを助けられたーﾜｲﾜｲ♪
私、ナイス(^^)b


『…皆さん、私のことは…
普通に…Aって呼び捨てで、
いいよ…？』

とりあえず、さっきから
気になってた事を言ってみる。



「うん！おっけー！！」

佳菜ちゃんが笑顔で答えてくれた。


「そうやなー！
そっちの方が“チーム”感があるわー」

織田さんがそう言ってくれた。

“チーム”…………

その言葉がとてつもなく嬉しい。


「…よし！

じゃあこれから、この8人で
楽しくやっていきますか…！
みんなで、頑張っていこうな！！」




大輔さん………

「…これからがんばるぞー！！！！」


「「「「「「『おー！』」」」」」」


少人数教室の中に
新しいスケート部8人の掛け声が
響き渡った。

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