〜*私と彼の幼馴染み日記*〜 [羽生結弦]

大輔さん ページ26

『…うわぁー！！』








相変わらず

ゆづの滑りは他の人とは段違いで

まわりにいる人たちも

ゆづが滑り出すと

みんな注目し始める。









『…よぉし………！』







私も





何年か振りにリンクに出てみる。









ツルッ









『うわあぁぁ！』





こけるっ！！！







そう思った瞬間……









「…おっとっと。大丈夫？」









私を支えてくれる知らない男の人。






「Aー大丈夫ー！？


………って






大輔さんじゃないですかー！！」









ゆづが急いで私の近くに滑ってくる。





「おー！結弦！！

今日は彼女連れかー((笑」








「ちっ、違います…//！


僕の幼馴染みのAです。」






「Aちゃんかーよろしくー」







そう言って


私の頭をポンポンする男の人。



『…よっよろしくお願いしますっ！』



「大輔さん、

あんまりAに触らないで下さい…

。」








何故か不機嫌になるゆづ。






ほっぺたとか少し膨らましちゃってる…。








「なになにー嫉妬かー。ﾆﾔﾆﾔ」





「ちっ、違います//！！」






「照れんなってー(笑



……てか、早く俺の紹介してよ！」




「…えーやだー」







嫌そうな顔で反抗するゆづ。








この2人



本当に仲がいいんだなー笑





なんかいろいろと揉めてたけど




最終的には私に男の人を紹介してくれたゆづ。



「大輔さんは俺の先輩で、

同じ高校の１つ上の学年。

いつも一緒にスケートやってる仲間の

１人で、みんなからは、“大輔”とか

“大ちゃん”とか呼ばれてるかな。」









『…へぇー』








“いつも一緒にスケートやってる仲間

の1人”…って事は








他にも何人かいるのかなー。









ちょっとだけ









会ってみたいかも♪







大輔さん以外にも









同じ高校の人いるかなー。









「…じゃ、俺はそろそろ。


お2人の時間を







邪魔しちゃ悪いしね笑」









そう言って









何故かゆづにウインクしてから









どっかに滑っていった大輔さん。









『おもしろい人だね！！』









そしたらゆづが









すっごい嫌そうな顔して









「えー…やだやだ！」








そう叫んだから









思わず吹き出した。

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