悪魔or呪霊【男主】 (ページ3)

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バカ広い部屋ページ3

マ「原宿に蛾(ガ)の悪魔が出現しました」

『？はぁ...なんで俺に、』

マ「この件、信君にお願いして良いかな」

『でぇぇ！？俺今任務から帰ってきたばっかですよ！？』

朝早くから入っていた4件の任務をこなし

無事悪魔を倒してきた事をマキマさんに報告する為、バカ広い部屋に来ていた

今回はマジで疲れた

無駄にデカい悪魔4体だぞ

いくら俺が強いからって扱い酷くないっすか

報告が終わったら、人気のかき氷専門店行ってゆっくりしようと思った矢先がこれだ

ふざけんな

マ「他の人に頼もうと思ったんだけど、生憎誰1人予定が空いてなくってね、信君にしか頼めないんだ」

『...マキマさんが行けばいいじゃないですか』

マ「私は他の任務が入ってるんだ、お願いできるかな」

予定俺しか空いてないって、逆にすごくね

俺が行かなければ被害は広がるばかり

でも疲れた、めんどい

うーんうーんと悩んだ結果

俺はいい事を思いついた

『ボーナス、5倍で』

マ「了解、ありがとう」

──...公安を出て原宿に向かう

車で行きたかったが、俺は免許を持っていない

だから仕方なく徒歩で原宿へ

『さっむ...』

1月下旬

当たり前のようにシンシンと降り続ける雪

マフラーに口元を埋めて、上着のポッケに手を突っ込む

俺の鼻、トナカイより赤くなってんだろうな...