baseball島【続き】

翔の気持ち ページ4

稲葉side

鳥谷さんから電話を貰って、鳥谷さん家に向かった。

鳥谷さん家に入ると、リビングに剛と翔が座っていた。

鳥「中田くん、お迎えが来たよ。」

中「稲葉さん。」

バチーン‼

中「いっ！」

俺は翔に近付き、翔の頬を殴った。

稲「俺の今の気持ちだ、お前も俺に言いたいことあるんなら、ぶつかって来いよ。」

中「うわーん。」

抱き付いて来た翔を、抱き締めてやる。

そのまま車に乗せ、寮に戻った。

稲「ただいま。」

杉「おかえりなさい、そのお兄ちゃん誰？」

稲「拳士と違う理由だけど、拳士みたいに事情があって、一緒に暮らせなくなったの、中田翔君って言います、仲良くしてあげてね。」

杉「はーい。」

稲「拳士、寝る時間でしょ。」

杉「僕、一人で寝れないもん。」

稲「他のみんなと、寝なかったの？」

杉「先に寝ちゃて、稲葉さんの所に行ってもいなかったから、一人で寝れるように頑張ってたの。 」

山「拳士、良かった。」

稲「哲人、どうした？」

山「起きたら、拳士いなかったから。」

杉「ごめんね、哲人兄ちゃん。」

山「大丈夫だよ、それより稲葉さんの隣に居るのは誰？」

中「中田翔です、17歳です。この寮に一ヶ月前から住んでます、宜しくお願いします。」

山「山田哲人です、15歳です。よろしくお願いします。」

稲「明日は休みやから、海でも行こうか。だから、皆んな早く休みな。」

中「よし、皆んな寝るか。」

杉「翔兄ちゃん、一緒に寝よう。」

中「しゃあない、一緒に寝てやる。」

翔が兄ちゃんらしくなって、良かったよ。

色々あるかもだけど、ぶつかり合いながら成長していこうな。

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