祈りの歌【呪術廻戦】 (ページ10)

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「遅いぞ。悟、A。」

「8分の遅刻だ。責める程でもない遅刻をする癖直せと言ったはずだぞ。」

「じゃあ、責めないでくださいよ。」

学長と悟が小言を言い合ってる中俺は学長に疑問をぶつける。

「虎杖と悟は分かるんですけど、俺呼んだ意味って何ですか？」

「A、オマエにそろそろ任務に復帰してもらおうと思ってな。」

「うげ、まじかよ。」

　

「補助監督が外で待っている。行ってこい。」

「はぁー、復帰してすぐ出張かよ。ハイハイワカリマシター。」

「嫌々言いつつもちゃんと行くところは悟より大人だな。」

「悟と一緒にしないでよ学長。」

「Aー？ちょっとどういうことか悟兄さんに言ってみなさい。」

「しーらね。じゃあ行ってくるわ。出張先の甘味買ってくるから許せ。」

そう最後に言うと悟は甘味がきいたのか、小言は言わなくなった。

「ちゃんと自分を優先しなよ。」

悟が真剣な眼差しで俺に言った。

「分かってるよ」

そして、俺が高専を出発する頃には、虎杖達は学長との面談が始まったのだった。