検索窓
今日:6 hit、昨日:10 hit、合計:9,593 hit

決意 ページ44

「おかえりー」





硝子姉さんは先に寮に帰っていたみたいで、僕らを迎えてくれる。





「なんかA疲れてない?」





「うん、疲れた」





「神に意識乗っ取られたりしてたからなー、それでだろ」





「あー、それはお疲れ。私が風呂、沸かしといてやったから、すぐ入ってきな。」





「はーい」





そんなこんなで、お風呂から上がると、疲れがさらに出てきたのか、余計眠たくなる。






ウトウトしながら、パジャマを着て、歯を磨く。






動作ひとつひとつするのも眠気との戦いで、髪を乾かそうとドライヤーを持って座ったところでついに敗北した。






しばらくすると、ドライヤーの凄い音で目が覚める。






見上げると、傑兄さんが僕の後ろに居て、髪を乾かしてくれていた。





「あ、起きた?」





「傑兄さん、ありがと」




モゴモゴ言ったが、伝わったようで、お安い御用だよと返してくれる。





「明日から、Aは訓練始まるし、髪乾かしたらもう寝なよー」





「訓練?」





頭が回らないなかで、初めて言われた言葉だなと理解した。





「力の制御できるように私と悟で明日から体術とか、呪力操作の練習するんだよ」





だんだん頭が冴え渡ってきて、言葉のちゃんとした意味を理解しだす。





傑兄さんが笑みを浮かべてこちらを見ていて、手加減しないよ?というような圧をかけてきていた。





「えー!聞いてないよー」





「フフ、明日から一緒に私たちと頑張ろうね、A」





「絶対、これ鬼だ」





髪も乾いて、傑兄さんにお礼を言うと、ぶつぶつ文句を言いながら、自分の部屋に向かう。





明日のことを考えると悪寒がしたが、同時に2人の横に立てるぐらい強くなれるように頑張ろうと布団を被って密かに決意した。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←隠事



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主 , 牛丼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:高菜明太子 | 作成日時:2022年9月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。