祈りの歌【呪術廻戦】 (ページ25)

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神様ページ25

神、というのが存在する

というのは前々から知っていた。

呪霊が人々の負のエネルギーから生まれるなら、

神は人々の信仰心から生まれる。

神は気まぐれに人間に干渉したり、絶大な力を持ってして、奇跡を授けたり、人間とは切っても切れない関係にあった。

呪霊は腐るほど見てきたが、神とやらに会うのは初めてだった。

　

「ハァ！？ルミナス神がなんでここにいんだよ！」

「だから、この子が気に入ったんだってば。この子が呪霊に襲われて死にそうだったから僕の力で助けた。」

「ちなみに祝福というのは？」

「あぁ、私の力の行使権を一部だけ許可したんだよ。」

「というと？」

「私の能力が使えるってこと。」

「そいつ、お前の器弱ってんぞ。神の力なんてもんを使わせて大丈夫なのかよ。」

「僕はこの子の願いに応えただけだよ？」

「ちっ、てめえふざけるのもいい加減にしろy」

「さて、僕はそろそろお暇するかな。この子に教会に礼拝しに来るよう言っておいてね。じゃあ、また」

「お、おい！！」

そう言ってルミナスという神は消えていった。存在も感じられない。私は少年を抱えて、外にいた硝子と4人で高専にかえった。

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ここからしばらく過去編になります。