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......わかってるよ




毎日保健室に登校するなんて普通はおかしな話だ




俺が学校にくるのは薮先生に会うため





薮先生は多くを語らない俺でも見放さずにそばにいてくれる




俺には先生しかよりどころがないんだ




......でも教室にいってみんなと授業受けて楽しく昼休みにご飯食べるってことをしてみたい




一度始業式に教室にいった




.....無理だった




怖かった




みんな俺が何してるかわかったら避けていくんだと思うと手が震えるんだ




今だって目の前に高木がいるだけで手が震えてる




「ごめん....聞かれるの嫌だったよね?」




高木は悪くない




悪いのは俺だ




この状況を終わらせたくてなんとなく




「たかぎとは正反対の人生だからね」




と言って高木を押し出して保健室の鍵を閉めた




そして一目散に走って校門を出た




「俺、たかきなんだけどなぁ.....」

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作者名:紫*依望 | 作成日時:2018年11月23日 21時

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