※解説編 ページ3
、
ここからは解説編になります。
題名の「回灯籠」というのは影絵が回転しながら写る灯篭の1種で、走馬灯とも呼ばれています。
つまり、“夢主視点の思い出語りは全て走馬灯だった”ということです。
そんな夢主の走馬灯は、チーノ以外の人物についてがかなり曖昧に書かれています。これは、完全に家に閉じ込められてしまっていた夢主が、身の回りの全て(外出まで)の世話をしてくれたチーノに依存していたからです。
夢主の職業は接客業です。昨年よりも上の役職に着いた夢主はより忙しいクリスマスシーズンを過ごすことになりました。
夢主とチーノが遊園地に行ったのもクリスマスシーズンで、チーノにとってその思い出は何よりも大切なものだった為、そんな大切な日に会うことを拒まれてしまったチーノは酷く病み、あのような行動にでました。
時系列は分かりやすかったと思います。2話目の翌日が1話目です。
1話目のチーノ視点に出てきた、待受で彼女が笑うスマートフォン”。
その待受の写真の笑みは、チーノに向けられたものではありません。盗撮でした。きっといつか夢主の寝顔に変更されると思います。
ちなみに、夢主視点にある“見慣れた天井”と“お気に入りのラグ”というのはチーノの家にあるものです。
毎週必ずチーノの家に遊びに行っていた夢主にとっては、全てが見慣れたものですし、夢主はいつもゲームをしながら、ラグの上で寝落ちをしていたのもあり、お気に入りだったのです。
その後については皆様のご想像にお任せします。
長々と解説編と称し解説を挟ませて頂きましたが、作者自身このような解説を書くのが苦手で伝わっているのかがとても心配です。
まだ他にも沢山の意味が込められた言葉が散らばっていますので、是非色々な解釈で読んでいただけると幸いです。
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かとうさんより一言↓
「かとうの拙い案をこんな素敵な小説にして頂き、皆さんに見ていただけて嬉しかったです！」
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原案 かとう (@TRPG46786167)
文章 巴月 (@hdkyk_)(https://t.co/tQrEvcI22q?amp=1)
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作者名：わらび x他1人 | 作成日時：2021年4月23日 22時
