後日談短編３ ページ41
、
詩音より先にある人から指定された個室に着いたわたし。
「…いやなんで増えてるんですか、グルッペンさん。」
「ええやんか、Aさん。コイツらは用心棒だとでも思ってくれ。」
美味しそうなケーキをもっきゅもっきゅと頬張るグルッペンさんと突然呼び出されて困惑してるらしいトントンさんとチーノくん、そしていつもお世話になってる私服警察と弁護士の方に状況を説明する。
「いやぁ…ほんまいつも大変やな。」
「あはは…流石にもう隠し通せないかなぁ、とは思います…」
「シャオロンから言ってもええ頃かもな。最近はちょくちょく噂にもなっとるし」
うーん、とこめかみに手を置き悩むトントンさん。
そう、実は最近大先生の「シャオロンのリア充め！」だったりコネシマさんの「今度シャオロン家に飯食いに行こ」という発言によって、「シャオロン、彼女出来た説」が少しずつ広まりつつあるのだ。
「まあもうええ頃やろうし。このままメンバー縛り続けるのも、Aさんに迷惑かけるのもアレやし、俺らもだいぶ年取ったし、これを機会に発表してもええかもな。」
「あ、シャオロンさんの声しますよ。」
真剣な顔で考えてたトントンさんを横からチーノくんが突いて知らせる。
女の子の高い声と詩音の困ったような声が徐々に近付き、そして扉が開いた。
「ねえシャオくん、ここなに？この人だぁれ？」
「…あー！つっかれた！こんな奴の相手してられんわ。グルッペン、あとは頼むわ！」
そういい癒してー！と飛びついてきた詩音を受け止めると、状況を理解できないらしい結奈さんが金切声を上げた。
「な、なによその女！ねえシャオくん、どういうこと？ねえ！」
当の詩音は興味ないと言わんばかりのガン無視。
トントンさんは耳を塞いでおり、チーノくんは「うっさ」と吐き捨てる。
さっと口の横のクリームを拭ったグルッペンさんが結奈さんに声を掛けた。
「えっと、結奈さんだったかね。うちのシャオロンになんの用かな？」
「うっさいわね！アンタに関係ないでしょ！リーダー気取りでわたしとシャオくんの間に口出ししないで！」
「ほう…シャオロンはキミのことなど眼中にないようだが…？」
「…そ、それはッ…」
グルッペンさんの言葉に唇を噛んで俯いた結奈さんがわたしを指差して悲鳴を上げた。
えぇ…わたしを巻き込まないでよ…
「コイツがシャオくんをたぶらかしたんでしょ！」
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わらび＠修行中(プロフ) - 目からアラル海さん» 実は作者が福岡生まれの福岡育ちでして…「なんか口調に方言滲み出てるなぁ…じゃあ福岡出身ってことにするか」ということでこうなりましたw (2023年4月1日 13時) (
レス) @page4 id: fb962cb273 (このIDを非表示/違反報告)
目からアラル海(プロフ) - 福岡出身の人にはめっちゃ嬉しいプロフィール、、、、 (2023年4月1日 12時) (レス) @page2 id: ee7bbf8072 (このIDを非表示/違反報告)
わらび＠修行中(プロフ) - 口紅塗ってる俺さん» ありがとうございます！遅くなって申し訳ないです…()本当にありがとうございました！ (2021年10月5日 21時) (レス) id: 282917b86f (このIDを非表示/違反報告)
口紅塗ってる俺(プロフ) - ひぇ、、、完結おめでとうございます！！！！（遅い） (2021年10月4日 13時) (レス) @page43 id: 4fc18bc578 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - わらび＠修行中さん» やったぁ！わらび様…推そ(((短編集、楽しみにしときますね！ (2021年8月31日 15時) (レス) id: d7169240b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月20日 21時
