じゅーご ページ17
、
「シャオさん？聞こえます？おーい！」
マジでどうすればいいんだ？
好きって言っても反応なしとか詰みですね、はい。
マジで誰か助けてくれん!?
「あれ、シャオさん…とハナサカリさん？」
「ショッピくんや！ちょっとシャオさん正気に戻してくれません？まじわたしじゃどーしようもないわ…」
少し舌っ足らずで気ダル気な声に振り向くと、ショッピくんの姿が。
グッドタイミング！と思い失礼ながら手首を掴んでシャオさんの前に来てもらう。
ごめんねショッピくん！わたしの最推しは永遠にシャオさんだからさ！
「あー、とうとう拗らせましたか…シャオさん、聞こえますー？」
俯いてるシャオさんの顎をショッピくんがガシッと掴んで無理矢理目を合わせる。
「しょ、ショッピくん…おれ、Aに嫌われた…無理や…どうすればええんや…？」
「シャオさん、ハナサカリさ…いや、Aさんに直接嫌いって言われたんすか？」
「でも、絶対思っとる…Aもそりゃおれみたいなやつに好かれても嬉ないわ…」
え、めっちゃ嬉しいですけど？
おれみたいな、ってわたしの中の頂点はシャオさんなんですけど…？
「あの、そーゆーのAさんに失礼やって気付いてます？」
既に動画で聞くより若干低かったショッピくんの声がまた低くなる。
「は…？なんでそうなるんや？」
「Aさんがシャオさん最推しなんやって言ってくれたって嬉しそうにおれに言ってきたんはアンタっすよ。Aさんの大好きなシャオさんをそんな言うたらアカンでしょ？」
「…でも、」
ショッピくんの怒涛の反論に、まだシャオさんは納得出来ないのか目を逸らそうとする。
しかし、ショッピくんが無理矢理にグッと掴んで離さない。
「でもやない。うじうじしてシャオさんらしくないですよ。Aさんに何言われたんか知らないですけど、Aさんはシャオさんのことめっちゃ心配してますよ。心配かけていいんすか？」
「…それは、だめやな。」
「やったらはよ正気に戻ってAさんにちゃんとなんでそんな風に思ったんか説明してください。」
落ち着いたらしいシャオさんの手を離し、ショッピくんがわたしの方に歩いてくる。
「シャオさんがすみません。これからも色々迷惑かけるやろうけど、たぶんあの人もうAさんが居らんとダメなんすよ…嫌わないでやってくれません？」
そこまで言ってじゃあ、おれは。と去っていくショッピくん。
ちょっと待って…
名前呼びになってなかった!?
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わらび＠修行中(プロフ) - 目からアラル海さん» 実は作者が福岡生まれの福岡育ちでして…「なんか口調に方言滲み出てるなぁ…じゃあ福岡出身ってことにするか」ということでこうなりましたw (2023年4月1日 13時) (
レス) @page4 id: fb962cb273 (このIDを非表示/違反報告)
目からアラル海(プロフ) - 福岡出身の人にはめっちゃ嬉しいプロフィール、、、、 (2023年4月1日 12時) (レス) @page2 id: ee7bbf8072 (このIDを非表示/違反報告)
わらび＠修行中(プロフ) - 口紅塗ってる俺さん» ありがとうございます！遅くなって申し訳ないです…()本当にありがとうございました！ (2021年10月5日 21時) (レス) id: 282917b86f (このIDを非表示/違反報告)
口紅塗ってる俺(プロフ) - ひぇ、、、完結おめでとうございます！！！！（遅い） (2021年10月4日 13時) (レス) @page43 id: 4fc18bc578 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - わらび＠修行中さん» やったぁ！わらび様…推そ(((短編集、楽しみにしときますね！ (2021年8月31日 15時) (レス) id: d7169240b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月20日 21時
