【2j3j】それもまた愛ならば【短編集】

執着、恋人、ngo ページ17

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※カニバの匂わせ的表現を含みます。ご注意下さい。
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目覚まし時計の音に飛び起きて、枕元の時計に表示された日曜日の文字に頬が緩む。

今日は久しぶりに彼氏とデートに行く日。

そりゃあもちろん毎日学校でいろんな話をしたりしてるけど、それとこれとは話が違う。

最近顔の広い私の彼氏、長尾景のおかげで増えた新しい友達と遊びに行ったり景の部活の大会があったりしてたのもあって、あまり二人での時間が減ったような気がしてたから嬉しい。

急いで着替えて時間に合わせて家を出て、電車でスマホを確認すると、景から「寝坊すんなよー」とメッセージが入っていた。

返そうと思ったタイミングで電車が来たのでそのまま飛び乗る。

人と軽く肩がぶつかってしまったせいで崩れた前髪を手櫛で雑に撫で付けて、窓ガラスに映った自分を見て確認する。

前髪よし、メイクよし、服装よし。

元々綺麗な顔立ちな上に髪を伸ばしていて緩めの私服を好む景と出掛けるようになってから、私も少しおしゃれをするようになったし、景の彼女として見られるように頑張っているのだ。

…景の顔が良すぎてたまに「仲のいい姉妹ね」と言われるのは悩ましいが。

なんて考えているとあっという間に駅に着いた。

ホームに出て、そのまま駅前の広場にある約束の大時計の下に行くと、既に景がいた。

「景〜！待った？」

「んや、全然。つかなんでLINE返さなかったん？開いて寝落ちしたか？」

「あ〜、ごめん。返そうと思ったタイミングで電車来てそのまま忘れてた。」

「ふーん。ま、いーよ。ほら、行くぞ！」

私の返事に満足したらしい景がにぃっと笑って私の手を引っ張った。

バランスを崩しながら引かれるままに景に着いていくと、ずっと行きたいと思いながらもなかなか来れずにいたカフェに到着した。

おぉー！と感激の声を上げた私も行列も無視してそのまま中に入ろうとする景を引き留める。

「ちょっと、景！並ばないの？」

「ちゃーんと予約してるっつーの。お前ココ来たかったんだろぉ？」

色々調べてきてるから安心しろ、と言って私の頭を撫でる景に胸がぎゅっと締め付けられる。

くそ、いつもガサツで女心分かりませんみたいな顔してるくせに、こういうときだけイケメンなのずるいでしょ。

心の中でそんなことを考えながら一緒に店に入る。


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まじで中途半端なんですけど文字数やばいので一回切ります

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