綺麗なもの ページ5
、
もともと自分の思ったことをハッキリ言ってしまう悪い癖があった。
そのせいで中学時代も先輩とは特に上手くいかず、部活なんてさっさと辞めてしまった。
別に正義感が強いわけでもないが、ついつい、なんでこうじゃないんですか、と聞いてしまい、それが原因でギクシャクしたのに耐えられなかった。
委員会はろくに仕事をする先輩が居なかったから続けられたようなもの。
実際に顧問の先生とはあまり上手くいかなかったし。
まあ、わたしは教師間でも悪い子じゃないけど担任にはなりたくないと有名だった。(盗み聞きしてしまった)
同級生とは上手くいってたけどね。
そんなことを考えながら適当に本棚の隙間を練り歩く。
ここは文庫関係無く、小説だったりエッセイだったりを作者五十音順で並べてるらしい。
わたし的には文庫別五十音順が良いんだけどな〜なんて考える。
あっちの方がわたしには馴染み深いから。
良さげな本を何冊か手に取り、パラパラと読んでから先に会計をすませる。
席に戻ると眼鏡を着けて本を読みふける浦田センパイ
「おー、A。それ読むんだ。」
面白かったぞ。
そう言って視線をまた本に落とすセンパイ。
一瞬ときめいたのは、気のせい
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わらび@修行中(プロフ) - めめろんさん» ありがとうございますー!しれっと掛け持ち増やしやがってるわらびです()罪なのに止められない…っ!これからもよろしくおねがいします~ (2021年2月23日 8時) (レス) id: 1fe436b7f8 (このIDを非表示/違反報告)
めめろん(プロフ) - はっっっ、ランキングに面白そうな題名の作品が入ってると思ってみたらまさかわらびさんのでしたか……。流石です。そしてコメント一番乗りぃぃぃぃ (2021年2月23日 0時) (レス) id: 88927288ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらび | 作成日時:2020年11月14日 14時