生意気執事とお嬢様。3 (ページ21)

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121 JKside ページ21

同期の女の子にキスをされた。

その女の子には前から言いよられて何度も告白やらなんやら断ってたんだけど

正直うんざりだった。

こんなの絶対に知りたくない

って思ってた矢先

まさかこの場面を見られていたなんて

俺は絶望に近い感情を抱いた

ただ講義室に立ち尽くしていた俺

JM 「ジョングガ！何してんだよ！！」

JK 「ジミニ、ヒョン」

JM 「なんで追いかけないんだよ」

JK 「...俺には追いかける資格がありません」

JM 「...これを見てもそう言えるか！？」

ジミニヒョンがそう言って見せてきたのは

Aの日記だった

JK 「これ...」

JM 「Aの日記。読んで」

6/13

ジョングクとお菓子作りをした！

私はあんまり上手に出来なかったけどジョングクはすごく上手だった！

私の執事様はなんでも出来るんだね。笑

6/15

ジョングクが私に何も言わずにいなくなった。

理由はあっても私にはちゃんと言って欲しかったな...それともジョングクは私の事、嫌いに...

JK 「...！」

日記の嫌いという字の周りには涙の跡がついていた

ジョングクはその涙の跡を親指で撫で

自分が何をしていたのか

ようやく気づいた

6/18

ダンス、踊れるようになったよ

ジョングクには叶わないけどお菓子も上手く作れるようになってる

テスト、全部90点以上とったんだよ

ジョングクが植えてくれた花壇の花、ようやく芽が出たよ

ジョングク

会いたい

JK 「お嬢様...」

JM 「わかっただろ？」

JK 「はい...十分に」

...ああ、俺は馬鹿だな

傷つけたくないためにしていた事が

逆に傷つけていたなんて。

俺は日記を持ってAお嬢様の所へ走った。