おいで(黒王国トリオ)黒甘 ページ19
ひとりでボールで遊んでいた
ぽん ぽん ころころ…
｢お前はまた1人で遊んでんのか｣
｢あ、アーサー！｣
空からふわふわとやってきたアーサーと話す
周りのみんなはヒソヒソ話してた
気持ち悪いって
みんなは見えてないのかな
｢ね！アーサーもボールで遊ぼ！｣
｢うん、たまにはいいな！｣
みんながどんどん離れていった
なんで？
｢ん…そろそろ俺帰らなきゃだ｣
｢そうなの？バイバイ！また遊んでね｣
｢じゃあな！｣
アーサーがいなくなるまで手を振り続けた
…そういえばアーサーといる時だけみんなが離れていっちゃう
…アーサーのせい？
幼い脳で考えて考えた結果
アーサーは信用しないことにした
そしたら私は本当に一人ぼっちだ…寂しいな
｢キャーーーー！｣
｢みんな逃げろー！｣
街のみんなの悲鳴が聞こえる
そっと覗くと
｢遠くから３人の男が歩いてきた｣
｢ヴェ〜、うるっさいねぇ。ね、兄ちゃん｣
｢ったく、キャーキャー騒ぎやがってよぉ！｣
逃げようとしたおばさんが赤い液体を吹き出して倒れた
｢うわああ！ご、ごめんなさいごめんなさい｣
｢俺様に誤ってもしょうがねぇだろ…うるせぇ奴は嫌いだ｣
嫌いなおじさんも寝てしまった
みんな逃げてしまった
私だけ声をかけてくれなかった
足音がだんだんと近づいてくる
ボールでまた遊んだ
ぽん ぽん ぽん…
｢まって！｣
ボールが転がっていった
とん
頭にクルン生えた男の人の足にぶつかって止まった
｢ん？ボールか？誰かいんのか？｣
｢おにいさん！それ私のボール！｣
｢ヴェ、返して欲しいの？｣
｢うん、おにいさんも一緒に遊ぶ？｣
｢遠慮しとくよ｣
｢なぁチビ、お前は怖くねぇの？｣
｢怖くない｣
｢…一緒に来るか？｣
｢行きたい！｣
きっと楽しいところだ
｢ほら、これ食えよ。もやしみたいな体してよ｣
こんなに優しいからね
｢さぁ、おいで。ここはいいとこ｣
｢ねぇ、どこいくの？｣
｢…うーん、いいとこ｣
日はすっかり落ち、辺りは闇に飲まれた
その闇に吸い込まれていった少女を皆は知らない
数年後 またある村で騒ぎが起きた
｢オラオラー！とっとと跪けー！｣
｢おいおい、あんまり暴れんなよ｣
｢ヴェ〜、元気だね｣
｢うるせぇ…｣
暴れ回る4人組はBlack kitten(黒の子猫)と名付けられた
まるで子猫のように無邪気に暴れる少女
どんな過去があったのか
知っているのはロヴィーノ、ギルベルト、フェリシアーノ、そして彼女の4人だけ
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香織 - こちらこそ！リクエスト承諾ありがとうございました！ (2016年6月27日 23時) (
レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
かしゅーなっつ。(プロフ) - 香織さん» いえいえ、こちらこそ、香織さんのように素直に言ってくれる方がいて嬉しいです！ありがとうございました！ (2016年6月26日 21時) (レス) id: 99a206accb (このIDを非表示/違反報告)
香織 - わわっ！ありがとうございます！そっ！これです！モヤモヤが消えましたなにかの！うんうん、ウァレリアヌスは60のおじいちゃんだったからこれでなくちゃ！ありがとうございます！ (2016年6月26日 20時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
かしゅーなっつ。(プロフ) - 香織さん» ウァレリアヌスの口調直させていただきました、少しお勉強をしてから書き直したので遅れてしまい…(><)もし読んでくださいましたらもう1度感想をお願いします (2016年6月26日 20時) (レス) id: 99a206accb (このIDを非表示/違反報告)
香織 - 内容はかえなくてもいいですよ！せっかくかいてくれたんですもん！ (2016年6月25日 9時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしゅーなっつ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月14日 21時
