不完全な(英)黒 ページ18
｢ん〜、個性的な味だね…｣
イギリス特製のスコーンを食べながら言った
｢そ、そうか！うまいってことだな！｣
いや違うんだが
｢そうだね、もう少し焼き時間を減らしてみたら？｣
｢おう！｣
イギリスは素直でツンデレ系男子。褒めればちゃんと喜んでくれるからなー
｢…ねぇイギリス、そろそろ結婚しようよー｣
そう、私たちは付き合って一年経った
そろそろ結婚していいんじゃないかって
｢やだ｣
｢どうして｣
｢おまえとはこのままがいい｣
｢…私のこと嫌い？｣
｢…えと……た、ない｣
｢な、なに？｣
｢お前とはまだ離れたくないないかなぁ…はは｣
イギリスの目に光がない？
｢イギリス？｣
｢ははは…いいよな？おまえがそんなに言うんだったらなぁ？結婚するんだろ？｣
青いエプロンを雑に投げ覆いかぶさってきた
｢なんでお前は完璧を求めるんだ？完成させてしまったら壊れるのがオチだろ？｣
｢え…？｣
｢この世に完全なものなんて無いんだよ。お前は俺にそんなに何を求めんだ…お前は求めすぎだ｣
｢ま、まってイギリス！いきなりどうし…ひっ… ぐぇ…｣
｢俺は完全じゃないから愛せんだ…完全なものなんて｣
締める手がきつくなってきた
何を言っているのかさっぱり理解ができなかった
｢わからないなら教えてやるからさ…｣
ゆっくり丁寧に服を脱がされた
意識が朦朧としている私にとっちゃどうでもいい事
壊れ物を扱うように優しく丁寧に
｢イギ、リス…手、離して…｣
｢ああ、悪ぃな ははっ｣
｢人はさぁ、工作でも勉強でも、完成させてしまうと飽きるもんなんだよ。…それは人付合いだって同じだ…どうせお前もそうだろ｣
｢わた、し…イギリスのこと…すきだ、もん｣
｢嘘つき Aは人間だろ？そんなうまい話があるわけないだろ…だから、不完全な愛を与えるんだよ。Aが飽きないように｣
その笑みが泣いているようにも見えた
｢完成したらつまんないだろ？｣
何故か同情してしまう
｢…そうだね、ごめんね。イギリス…｣
｢これが俺のアイだから｣
そういいながらネクタイを外したイギリスは
｢…ごめんな｣
嘲笑いながら言った
おいで(黒王国トリオ)黒甘→←シュッとしてシャーっと(仏)ほのぼの
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香織 - こちらこそ！リクエスト承諾ありがとうございました！ (2016年6月27日 23時) (
レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
かしゅーなっつ。(プロフ) - 香織さん» いえいえ、こちらこそ、香織さんのように素直に言ってくれる方がいて嬉しいです！ありがとうございました！ (2016年6月26日 21時) (レス) id: 99a206accb (このIDを非表示/違反報告)
香織 - わわっ！ありがとうございます！そっ！これです！モヤモヤが消えましたなにかの！うんうん、ウァレリアヌスは60のおじいちゃんだったからこれでなくちゃ！ありがとうございます！ (2016年6月26日 20時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
かしゅーなっつ。(プロフ) - 香織さん» ウァレリアヌスの口調直させていただきました、少しお勉強をしてから書き直したので遅れてしまい…(><)もし読んでくださいましたらもう1度感想をお願いします (2016年6月26日 20時) (レス) id: 99a206accb (このIDを非表示/違反報告)
香織 - 内容はかえなくてもいいですよ！せっかくかいてくれたんですもん！ (2016年6月25日 9時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かしゅーなっつ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月14日 21時
