ー ページ13
ー
そして数分後。
よくある話。
私のグラスに入っていた液体。
オレンジジュースだと思っていたが店員が間違えたのかカシオレになっていたらしく。
『んふふ、ほおずきさんっ』
「…はぁぁ、」
『何でため息なんか吐くんですか!もしかして嫌なんですか?嫌いになりましたか?しつこいですか?』
「だから飲むなと言っておいたのに…」
『うう、ほおずきさん、頭抱えてる…っ、そんなに嫌…?』
「違いますよ、嫌なわけじゃなく…、」
『えへへっ、知ってます!ほおずきさんはやさしいですもん!』
「…こんな所で抱き着くのは、」
『ここじゃなかったら良いんですか!?どっか行きますか!?抜け出します!?ランナウェイします!?逢引き!?駆け落ち!?』
「ちょっと口を閉じてください?」
『むふふ、なんて?口塞ぐぞって言いました?へへ、いいですよーう。ほおずきさんなら、』
「……はぁ」
いつも鬼灯の前以外であまり表情を変えない彼女がへらへらと砕けた笑顔を見せ、
話も通じずおまけにいつもより積極的で、それでいて可愛らしい彼女に思わず息を漏らす彼に、
そんな二人を驚きや冷やかしや嫉妬の視線で見る者、
微笑ましく見つめる者。
最終的には彼女が彼のお腹辺りに手を回してコテンと寝落ちてしまったとか。
ー
282人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼灯の冷徹」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃーこ - 凄く、よかったです!鬼灯が裏では夢ちゃんの事愛してた、、!ヤンデレ出たらもう最高、、(性癖ですごめんなさい、、 (11月9日 16時) (レス) @page27 id: d99dd44019 (このIDを非表示/違反報告)
マジ - マジでとっってもキュンキュンです! (9月27日 22時) (レス) @page27 id: 2ded5cc478 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - とても面白かったです‼️ (8月9日 2時) (レス) @page27 id: 2cd608cf26 (このIDを非表示/違反報告)
tenp_555(プロフ) - 心臓が危ない……書いてくれてありがとうございます! (7月16日 10時) (レス) id: 8d249629d3 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夢主が薬で白澤さん好きになって鬼灯さんを威嚇したとき、鬼灯さん内心焦ってたりとかしてたりして…?☺️ (7月9日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まあり | 作成日時:2020年11月6日 21時