甘い朝 ページ34
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窓から入ってくる心地良い風。揺れるカーテンから差す光。リビングに広がる甘い匂い。
『んんん…ふわふわ…気持ちい…』
「ちょっと、君がホットケーキが食べたいって言うから作ってるのに邪魔しないでくれません？」
『なーんでですかぁ。少しくらい良いじゃないですか』
「こっちは火を使ってるんです」
『……IHの癖に』
そしてキッチンに立つホークスと。背中にある真っ赤なふわふわの羽に埋もれる私。
今日、ホークスは午前中はオフらしく。
昨日の夜、冗談でホットケーキが食べたいなんて言ったら本当に作ってくれていたらしい。
ホークスが早くないからと遅めにかけていた目覚まし時計に起こされてリビングへ来ればホークスはもう既にキッチンに立っていて。
そして今、私は甘い匂いに包まれながらホークスのふわふわに埋もれていた。まぁ、見ての通り怒られてるんですが。
『……じゃあ一回でいいので前からハグしてください』
「……だんだん大胆になってません？」
『そんな事………ありますね？』
もう怖いもんなしだしね。ホークスには完全に知られているし、嘘つけないし、気持ちは駄々洩れるし。嘘ついて頭が痛くなるなら脳直で喋ってしまった方が良い。
ホークスからのハグを諦めつつ柔らかな手触りの良い羽にスリスリと擦り寄っていると。
「君といると疑う余地がないからいい」
『えっ、』
笑っていると分かる声色でそんな言葉が降って来たかと思えば、ホークスは抱き着く私の腕を簡単に解くと私に向き合うように立ち直し、彼の腕は私の腰へ。そしてふわふわな羽は優しく私を包む。
『うわ…っ』
「…何です？」
『これは…』
「……？」
『最高ですね』
「…変態みたいですよ。人の事言えませんね」
何これ。何のご褒美。
やってもらえるわけなんかないと思っていたから驚いたけれど、ぎゅうっと力が込められている所から何となく嫌々やってるわけじゃないのが分かるから嬉しくて、口元が緩む。
その後しばらくその体勢でいたがすぐにホークスはパッと手と羽を解くと「はいほら、おしまい。紅茶でも作って」と私に手でシッシッとやると焼けたホットケーキをお皿へ盛り付けていくから私は『はぁーい…』と、渋々ホークスから離れた。
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まあり(プロフ) - つぐみさん» ホークスかくの初めてなのでかっこよくなっていたのならよかった…！！気に入っていただけたみたいで嬉しいです☺️ (2022年5月27日 16時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ - やばっ！ホ一クス格好いい…!!ホント好きぃ！ (2022年5月26日 11時) (レス) @page13 id: b4a83244e3 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - あいさん» わーっ、ありがとうございます（ ; ; ）！もう、はい、天国なんです…！楽しんでくれたみたいで良かったです〜！ (2022年4月6日 20時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰っています ホークスが膝枕で寝てくれるとかここは天国ですか？ (2022年4月4日 23時) (レス) @page39 id: cee5a60f40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2022年3月19日 21時
