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『頭上げてくれないと拭けないんですけど』
「ちょっと、現役プロヒーローに塩対応すぎやしません？」
『え、そうですか？』
「そうですよー、他の人だったらもっと…」
と、口を尖らせ少し気に入らない様子のホークスの瞳は相変わらず私を見つめ上げている間に私ホークスの目って宝石みたいだなぁなんて考える。髪の毛の色とも合っていてすごく…
『ホークスの瞳、綺麗ですよね』
「そうですか？」
『はい、よく似合っていてすごく、』
「…？」
『ーーー好きです』
「……」
『………ぇ、』
シン、と静まり返る空間には先程までの言い合いなんてなくなり唯一聞こえてくるのはテレビから流れる賑やかな音だけ。
え？今私、なんて？ちょ、ちょっと待って？
『……は？』
「いや何で自分の言葉にキレて…って痛！何すんですか！」
ぽろっと出た言葉に自分でも驚いてホークスの後頭部を思わず膝蹴りしてしまったらしい。ホークスが目の前で後頭部を摩りながら私を睨んでいる。
確かに前の世界ではヒロアカは大好きだったし、ホークスが1番かっこよくて好きだった。だけどそれはあくまでも推し、みたいなもので。
それにここの世界に来てホークスをこの目に収めた時も『やば、イケメンすぎる』ってテンションは爆上がりしたが別にドキドキきゅんきゅんなんてしていないし。ただの目の保養、くらいにしか思っていなかったのに。
いやいや待て。何をこんなに焦ってるの？
私は今別にホークスの事を好きだとは言ってない。ホークスの瞳が好きだって意味で言ったわけで…
『寝ます』
「え、さっき買って来たデザートは、」
『明日食べます』
私は未だに後頭部を摩るホークスを無視して立ち上がるとついこの前完成した自分の部屋へ向かう。
どんな意味でだとしても、無意識に口から出てしまった好きという単語に恥ずかしくて堪らない。
だって前の世界では一度だって…
「歯磨きは？」
『今からします！！！！』
「声デカ」
『すみません！！』
ホークスの言葉に、私はギュインっと方向転換して洗面所へと足を向ける。
何で？何で？
前なら絶対に言わなかった。だって私は素直とは正反対の性格だったから。
だから、無意識のうちに出てしまった言葉に何となく違和感を感じた。
『………うわ、顔あっつ、』
……だがそれが気のせいじゃなかった事を知るのはすぐ後の事。
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まあり(プロフ) - つぐみさん» ホークスかくの初めてなのでかっこよくなっていたのならよかった…！！気に入っていただけたみたいで嬉しいです☺️ (2022年5月27日 16時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ - やばっ！ホ一クス格好いい…!!ホント好きぃ！ (2022年5月26日 11時) (レス) @page13 id: b4a83244e3 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - あいさん» わーっ、ありがとうございます（ ; ; ）！もう、はい、天国なんです…！楽しんでくれたみたいで良かったです〜！ (2022年4月6日 20時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰っています ホークスが膝枕で寝てくれるとかここは天国ですか？ (2022年4月4日 23時) (レス) @page39 id: cee5a60f40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2022年3月19日 21時
