ファミレスで勉強すると脅しにタバスコってあるよね ページ7
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「なあ、角名。ここ分かる？」
「あーここは、」
『ねぇ、角名ここは？』
「ちょっと待ってて」
『嫌だ』
「なんて我儘」
『じょ、冗談だよ。そんな軽蔑するような目で見ないでよ』
テスト期間の土曜日。バレー部は休みらしくて、今日は勉強する為に近くのファミレスへ来た。
図書館っていう手もあったけど、お腹空くだろうし、絶対静かに出来ないからとここになった。
4人掛けの席に、角名と治くんが隣同士、私は1人で座っている。まあこれが妥当だ。
だけど先ほどから感じる視線。
……絶対気のせいじゃない。
『…はぁ、やっぱ失敗だったかな』
「何が？」
四方八方からの絶え間なく注がれる視線に思わず息を吐けば、前に座る角名も斜め前に座る治くんもこちらを見る。
『いや、あのさ。逆に君たちは何も感じないわけ？』
「「……」」
いや何を2人とも揃って首傾げてるの？コテンて。可愛いかよ。どっかからシャッター音したわ。盗撮、ダメ、絶対。
『…これだから普段からモテてる奴は、』
シャーペンを置いて、すぐそこのストローを口に咥えるとオレンジ色の液体が上ってくるからそれを飲み込んでまた2人に向き合う。
『あなたたち、注目の的なんです』
ここにもし。もしも治くんの片割れなんかがいたら…と想像しただけで鳥肌が立つ。
誰あの女、釣り合わなくない？お金でも払ってんのかな、あのちんちくりん、とか言われるんだろうな…というか寧ろもうすでに言われてるんじゃないだろうか。
「ふーん」
「気にしすぎだよ」
ゾワリ、寒気を感じた私が身震いすると角名も治くんもまるで興味をなくしたようにまた教科書に向き合う。何だよそれ。冷たい。
さすが稲荷崎高校バレー部。この痛い程の視線に慣れているらしい。慣れって怖い。
ま、いいか。私だけが気にしてたって仕方ない。今は勉強にしゅうちゅ……
『……』
知らんぷりする2人をぐぬぬ、と見ていてふと、ある事に気付いた私は目の前の彼をジッと見つめる。
「ジッと見ちゃって、何？いやらしい」
私の視線に気付いた彼、角名は、私を見つめる返しながら口元を緩める。
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しゅな - すなくんが大好きなのでとても嬉しくてきゅんとしました！！！この作品のおかげで悩みが吹っ飛びました！！初コメ失礼致しました！作者様尊敬します！！！ (4月21日 22時) (
レス) @page4 id: 231c051d6b (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ポンコツさん» 読み直しにきてくれたのですか！？ありがとうございます…！まだ分かりませんがいつかまたハイキュー書けたら良いなと思っているのでその時にはぜひまた読みに来てください☺️応援ありがとうございます！！ (2022年10月20日 9時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ(プロフ) - 以前読みましたが久々に読み直してました！まありさんが書くキャラクターの性格？雰囲気？がすごく好きです！もし今後気が向いたら私推しの影山、牛島、木兎を書いてほしいです(´°ω°｀)それ以外でも今後何か更新されたら見にきます！これからも頑張って下さい☆！ (2022年10月16日 19時) (レス) @page50 id: 16f55af0f9 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 妃嶺さん» そんなに楽しんでいただけたのなら良かったです（ ; ; ）！わーっ！！ありがとうございます！これからもキュンさせられるように頑張りますー！ (2021年12月12日 1時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
妃嶺 - 最後まで読まさせていただきました！最初から最後までキュンキュンして、現実であれば最高なのにな〜って、気づけばお話の中に入り込んでました！他のお話も読まさせていただきます。これからも頑張ってください！ (2021年12月11日 12時) (レス) @page50 id: e817c59b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2021年11月12日 21時
