番外編2 ページ42
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外は雨。今日は部活のオフ日らしくお家デートをする事になり私の家にて。
タブレットを出してテーブルに置き、面白そうな映画を順番にタップしていく。
『どういうのみたい？』
「何でもいいよ」
『おっけー。私ね、雨の日の映画って好きなんだよね』
「何で？」
『雨の音と薄暗い感じが好きなのと、ただ単に映画も好きだからかな』
「ふうん」
そんな会話をしながら、スクロールしていけば隣から「あ、」と小さな声が聞こえてきたからそちらを見れば角名の指が一つの映画を指さした。
『ん？あ、これ』
「うん、みたいって言ってなかった？」
『覚えてたんだ』
「まあね」
角名が指さしたのは映画公開中だった時に私がみたいと言っていた恋愛映画。
…結局タイミング合わなくてみれなかったものだ。何気なく言ったものだったしまさか覚えていてくれたなんて。驚きつつも、私は『じゃあこれでいい？』と聞けばコクリと頷いてくれる。
「はいこれ、飲み物」
『ありがと、さすが角名。ミルクティー好き』
「知ってる」
『あ、このお菓子も好き』
「だと思って買ってきた」
『…たまに角名が怖くなるよ』
私がそう言えば角名はクスリと笑って、スッとした目をこちらへ向ける。その流し目、好きだ。でも心臓に悪い。
『んー電気消す？』
「いいよ、消そ消そ」
そんな感じで始まった映画鑑賞会。
それからしばらくして、『あ、この女優さん可愛いよね』とか「よくこんなセリフ言えるね」なんて。そんな会話をしながら映画も終盤に差し掛かった頃。
ベットに寄っかかっていた私は何となくすぐそこにあった私より高めの肩に自分の頭を預けて、ついでにそのまま足の上に置いてあった角名の指先に自分の指を絡めてぎゅっと握れば角名も軽く握り返してくれる。
角名も特には気にしていないみたいで、そのまま映画を見続ける。
さっきよりも角名の匂いがして、温かくて、安心するなあ。
そんな事を頭の片隅で考えていると、映画の中の二人はやっとの事で想いが通じ合ったらしい。
壮大な曲と、男女のキスシーン。よくある光景。
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しゅな - すなくんが大好きなのでとても嬉しくてきゅんとしました！！！この作品のおかげで悩みが吹っ飛びました！！初コメ失礼致しました！作者様尊敬します！！！ (4月21日 22時) (
レス) @page4 id: 231c051d6b (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ポンコツさん» 読み直しにきてくれたのですか！？ありがとうございます…！まだ分かりませんがいつかまたハイキュー書けたら良いなと思っているのでその時にはぜひまた読みに来てください☺️応援ありがとうございます！！ (2022年10月20日 9時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ(プロフ) - 以前読みましたが久々に読み直してました！まありさんが書くキャラクターの性格？雰囲気？がすごく好きです！もし今後気が向いたら私推しの影山、牛島、木兎を書いてほしいです(´°ω°｀)それ以外でも今後何か更新されたら見にきます！これからも頑張って下さい☆！ (2022年10月16日 19時) (レス) @page50 id: 16f55af0f9 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 妃嶺さん» そんなに楽しんでいただけたのなら良かったです（ ; ; ）！わーっ！！ありがとうございます！これからもキュンさせられるように頑張りますー！ (2021年12月12日 1時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
妃嶺 - 最後まで読まさせていただきました！最初から最後までキュンキュンして、現実であれば最高なのにな〜って、気づけばお話の中に入り込んでました！他のお話も読まさせていただきます。これからも頑張ってください！ (2021年12月11日 12時) (レス) @page50 id: e817c59b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2021年11月12日 21時
