ーー ページ45
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大丈夫、大丈夫。
きっと殺されはしない。
爆破されたりも……多分ない。
『はぁぁぁあ、』
私は深く深呼吸をして、
意を決し爆豪の部屋のドアをノックする。
コンコン
『……』
だけど、ドアは開きもしなければ中から音もしない。
これは、多分…
出てこないパターンのやつ…
そう悟った私は、爆豪が出てくるのを待つのはやめてドアノブをゆっくりと回す。
『ば、ばくごー…』
中へ入れば、爆豪はベットに寝っ転がって壁の方を向いていた。
『……』
「……」
私の呼び声には少しも反応してくれない。
『……』
「……」
『……爆豪、』
「……」
『……あれは言い過ぎた…ごめんなさい』
私から出たのは微かに震えた声だった。
喧嘩するとこんなにも不安になるのか。
…嫌だ、仲直りしたい。
『……ばくごう、』
「……」
『…ごめん、』
「……」
数秒、その場で立ち尽くしていると。爆豪はモゾモゾと動くとクリーム色の髪の毛を掻き回しながらベッドの上にあぐらをかいて座り、こちらを見る。
「……」
『……』
「……こっち来い」
爆豪の声もさっきと同じでいつもとは違い力はなく小さい。
私は言われた通りベットに座る爆豪の前まで行く。
すると爆豪の手が、ゆっくりと流れるように私の手を優しく引くから、私はされるがまま爆豪の上に跨るように乗ってしまう。
『………ごめんね、爆豪、』
普段とは違って私の顔は爆豪よりも高い視線にあり、私は爆豪を見下ろす形になる。そして必然的に赤い瞳は私を見上げる。
と。
「…………俺も、悪かった」
そう呟くように言うと、
私の腰に腕を巻き付け抱きついてきた。
か、可愛い…
そして珍しい…
お腹辺りに顔を埋める爆豪に『じゃあ仲直りだね』と笑って言えば爆豪は短く「ん」と返事をするとぎゅうっと腕の力を少しだけ強めた。
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麗葉 - 途中まで同士！って思ってたのに途中から爆豪くんといちゃつきやがって！もっとやって下さい← (6月16日 1時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 檸檬さん» 一気読み…！！そう言っていただけですごく嬉しいです（ ; ; ）！読んでくださりこちらこそありがとうございました！！ (2021年11月14日 21時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 今日読み始めて最後まで読みました〜！もうとてもとても最高でございました……ありがとうございます(尊) (2021年11月14日 19時) (レス) @page50 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ＠たまふさん» わーっっっ！！！嬉しすぎるお言葉です…！！きっかけだなんて！！ありがとうございます！！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
＠たまふ - この小説、ヒロアカにハマったきっかけなんですよね… (2021年2月1日 15時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年3月30日 17時
