青山くんと私。 ページ23
ー
遡る事少し前の話。
爆豪に、
好きだけど、好きじゃないと言った数日後。
私は……悩みに悩みまくっていた。
……え？好き？好きって何だっけ？恋愛の好きとは？何ぞや？触れたいとかキスしたいとかいう感情が恋愛からの欲じゃなかったらナンナンダヨ？え？何だろうね？やっぱりそれは愛情じゃないかな。ほら、愛情にだって色々あるじゃん？私が言った親鳥への愛情だったりとかさ。いやいやいや、待て私。それを考えたら爆豪に殺されるぞ？というかそんな答えを爆豪に言ってみろ？…即死だ。多分散り散りになって死ぬだろうな……
『………はぁ、』
私は1人、共同スペースの端の方で小さく息を吐いた。誰もいない。静かな空間にため息を揺らす。
「どうしたんだい？」
『うっっっっ！？！？』
1人じゃなかったー！！
マジで、ビビった！！
物音一つしなかったし！！
「ふふ、びっくりさせちゃったみたいだね」
『あっ、ああああ、青山くん！？』
俯かせていた顔を勢い良く上げると、そこには青山くん。キラーンとにこやかに何かを飛ばしながら、私の前へ座る。
「何か悩んでるのかい？」
『え、ま、まあ…そ、そうかな？』
「僕で良かったら聞くよ」
え？
あ、青山くんが？
これすごく失礼だけど、今まであんまり話せてないよ！？それなのに急に恋って何ですかとか聞くの！？無理くない！？
『え、でも…その…、』
「ほら、関係ない人の方が話しやすい事とかあるでしょ？僕で良かったら聞くよ」
に、二回言った！！
こ、これは言うしかない…？
こんなにも強調されたら…ねぇ。
『じ、実は恋の、悩みで…』
「うんうん」
『えっと……友達とかの好きと恋愛感情での好きの違いがよく分からなくて…』
モゾモゾと喋る私を、青山くんはうんうんと笑顔で頷いて聞いてくれる。
『でもその人とは一緒にいたいとか、話したいって思うし………その…………触れたいとかも…思うんだけど……これが恋愛なのかって言われたら……』
「うん、それはラブなんじゃないかな」
『へ、』
めっっちゃ速攻言われたんだけど…
悩む時間もなく答えてくれたんだけど…！
「ライクとラブの違い、簡単さ！だって君は僕に触れたいと思うかい？」
私が…
青山くんに？
『………え、うーん、』
失礼だけど。
別にそこまでは思わない。うん。
でも、この前爆豪にキスしてしまった時は…
そう、思った。
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麗葉 - 途中まで同士！って思ってたのに途中から爆豪くんといちゃつきやがって！もっとやって下さい← (6月16日 1時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 檸檬さん» 一気読み…！！そう言っていただけですごく嬉しいです（ ; ; ）！読んでくださりこちらこそありがとうございました！！ (2021年11月14日 21時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 今日読み始めて最後まで読みました〜！もうとてもとても最高でございました……ありがとうございます(尊) (2021年11月14日 19時) (レス) @page50 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ＠たまふさん» わーっっっ！！！嬉しすぎるお言葉です…！！きっかけだなんて！！ありがとうございます！！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
＠たまふ - この小説、ヒロアカにハマったきっかけなんですよね… (2021年2月1日 15時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年3月30日 17時
