好き？好き。好き。 ページ16
ー
「で、何なんだよ」
『だ、だから何でもないってば、』
「あ？俺の名前が聞こえたんだよ。耳がおかしいとでも言いてぇのか？あ？」
『…い、いえ、』
「それと、何だっけなあ？確か………お前が俺を好きだとか何とか」
どうして。
何故。
こうなった。
私はあれから爆豪の部屋へ担ぎ込まれ。
また、ベットに放り投げられ。
今。
私の上には、爆豪の整った顔。
私の頭の左右には爆豪の腕があって。
…ニゲラレナイ。
何！？最近多くない！？
ハマってんの！？爆豪の趣味！？
っていうか！！！
私が爆豪を好きって！！！
聞いてたの！？
聞いてたくせに、私に質問したの！？
いや、そこは普通は聞かなかったフリして私からの行動を待つとかさ。あるわけじゃん。
それをこの人は…！！
「オルァ、吐けや」
恐喝だ！！
ニタァと、意地悪そうに笑って。
ただ私を見下ろしている。
…全く性格の悪い奴。
こんな男の赤くなった顔、
一度くらい見てやりたいものだ。
……………なんて、思った私は。
『……あのさ、爆豪』
暴れる心臓を押し殺して。
バレない程度の深呼吸で熱を逃して。
心を落ち着かせて。
私の上で鼻で笑う爆豪を真っ直ぐ、見上げる。
「あ？」
そして。
『好きだよ、爆豪』
言ってやった。
決して嘘じゃない。
本心。
気持ちを伝えるには絶好のタイミングだったのと。
どうせ伝えるならいつも余裕そうな爆豪の表情を少しくらい崩してやろうと。
どうせ赤くなって恥ずかしがって言わないだろうと、私を見下ろしていた爆豪と反対の事をしてやった。
彼の赤い瞳を真っ直ぐに見つめ、落ち着いた声で、彼に全てが届くように。
言った。
ー
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麗葉 - 途中まで同士！って思ってたのに途中から爆豪くんといちゃつきやがって！もっとやって下さい← (6月16日 1時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 檸檬さん» 一気読み…！！そう言っていただけですごく嬉しいです（ ; ; ）！読んでくださりこちらこそありがとうございました！！ (2021年11月14日 21時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 今日読み始めて最後まで読みました〜！もうとてもとても最高でございました……ありがとうございます(尊) (2021年11月14日 19時) (レス) @page50 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ＠たまふさん» わーっっっ！！！嬉しすぎるお言葉です…！！きっかけだなんて！！ありがとうございます！！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
＠たまふ - この小説、ヒロアカにハマったきっかけなんですよね… (2021年2月1日 15時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年3月30日 17時
