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…分かってる。今度は私の番だ。
今まで、私がどれだけ拒絶しても爆豪くんは追いかけて来てくれた。言葉を、くれた。
こうして、気持ちを伝えてくれた。
だから、だから私も、
今まで爆豪くんに酷い事を言ってしまった分、冷たく当たってしまった分、私の全部が伝わるように。
『好き…っ、爆豪くんの事、好き、だから…っ、その、』
ーーー私なんかで良ければ付き合ってください！
そう言おうとした、のに。
「あァ。知っとるわ。遅ェんだよ、ばーか」
『え、ちょ、は！？』
爆豪くんはこれでもかってくらいの満足気な顔を向けると、あろう事か突然私の膝裏に手を回して所謂お姫様抱っこをしたのだ。
『待って！降ろして！？無理！！』
意味が分からなくて、バタバタする。
何で急に！？しかもここ教室！！
「落とされたくなきゃ暴れんじゃねーよ」
『え、』
爆豪くんのそんなセリフと悪魔みたいな顔に、私はピタリと動きを止める。だって本当にしそうで怖いんだもん。
すると爆豪くんは、口元に笑みを残したまま振り返って教室中を見渡す。
………って、見渡す？
『……っ！？』
い、今更思い出した。
待って…さっき自分でも言っていたけどここ教室じゃん。……まだみんな、いるじゃん。
って事は…、
『………むり、はずかしすぎる…きえてなくなりたい……』
今までの爆豪くんとのやり取りは筒抜け。
チラリと視線を辺りへやってみれば顔を真っ赤にしてキャーキャー言ってる人や、ただただ呆然とこちらを見ている人。廊下には野次馬が大量発生している。
『……もう、無理だ…私不登校になる…』
私はもうついさっきまで真っ赤だった顔はどこへやら。顔面蒼白になり、両手で顔を覆う。
あぁ、無理。私はなんて恥ずかしい事を…
こんな大勢の前で…本当に無理…明日から学校休もう…登校拒否しよう……生きていけない…
「はっ、今さら気付いたんかよ」
そういう事を言ってくる辺り、爆豪くんは気付いていたのだろう。…場所を変えるなりしてくれたら良いじゃんか。この悪魔め。
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まあり(プロフ) - ｒｉｓａさん» わーっ！！嬉しいお言葉！！ありがとうございます〜！！ぜひぜひ楽しんでってください！ (2022年8月17日 20時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
ｒｉｓａ - まありさんの作品ハマりました！気がついたらずっと見てて時間があっという間に過ぎたという感じでした。最新の作品じっくり拝見しますね (2022年8月17日 12時) (レス) @page41 id: 5efa103072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2021年10月4日 13時
