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床についていた私の手に、指先に、爆豪くんの指先がちょんっとぶつかると、それを合図かのようにそのまま絡まる。
心臓が、うるさい。顔が、熱い。どう、しよう。
何だかいつもとは違う雰囲気。
若干の熱を帯びている視線。
私だって馬鹿じゃない。鈍感じゃない。
ドクドク、と脈を打つのを感じ、このままじゃいけないと、思いながらも体が動かないのだから仕方ない。……いや、動かしたくなかったのかもしれない。
『……、』
「……」
お互い、何も言わず。
だけど、そのまま自然と距離は近付いていく。
息遣いすら感じる距離、あと少しで触れる…
その時だった。
「ーーー！」
「ーーーー、ーー」
ドアの外から聞こえた、人の声に。
『ーっ、』
私は我にかえり、ギリギリの所でプイッとそっぽを向いた。目の前からは舌打ちが聞こえたが、そんなのは知らない。
何、してるんだ私…！爆豪くんも爆豪くんだけど、雰囲気にのまれるなんて…、
バクバクと激しく鳴る心臓を押さえながら、私はとりあえずゆっくりと爆豪くんから距離をとる。
どうしようどうしよう。今のって多分する気だったよね！？私も、爆豪くんも。
どう、したら…
「……なァ、」
『ひっ！？ご、ごめん…っ！今日はもう帰る！お、お邪魔しました！』
低く、いつもの声でかけられた声に驚いた私は爆豪くんの返事も聞かず急いで鞄を手に取った私は今までにないくらいのスピードで爆豪くんの部屋から飛び出した。
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まあり(プロフ) - ｒｉｓａさん» わーっ！！嬉しいお言葉！！ありがとうございます〜！！ぜひぜひ楽しんでってください！ (2022年8月17日 20時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
ｒｉｓａ - まありさんの作品ハマりました！気がついたらずっと見てて時間があっという間に過ぎたという感じでした。最新の作品じっくり拝見しますね (2022年8月17日 12時) (レス) @page41 id: 5efa103072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2021年10月4日 13時
