やっぱり治くん ページ5
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『それでね、仲良くなってきた所だし私はある作戦を開始しようと思うの！』
「勝手にやればいいやろが！何で俺に言うん！？」
『…な、何となく』
「顔赤くさせとるんか！？なあ！？やめろや気持ち悪い！！」
『はあ！？恋する乙女の顔が気持ち悪くて吐きそうで二度と見たくないなんて酷くない！？いっぺん地獄行ってこい！！』
「そこまでは言ってへんやろ！！」
いつも通りの言い合い。私も侑も全力で叫んでいるからか、肩で息をする。
『はぁ、それでね』
「続けるんかい」
『黙って聞け侑』
「何様や自分」
『ジュース奢ってやるから聞いてください』
「しゃあないなあ、この寛大な侑様に言うてみ？聞いてやる」
『…何が寛大だ、寛大なのはお前じゃなくておさ、』
「何か言うたかコラ」
『な、何も？』
もう、話が進まない。せっかく侑の席まで来てやったのに時間がもう半分もないじゃん。
「……で？」
侑はまるで興味なさそうに机に頬杖をついて廊下を眺める。ちゃんと聞けや。
『……まずね、調べたの。男を落とす方法』
「…ほーん」
『それを順番にやっていこうと思ってね』
「…へー」
『まずね、親身になって話を聞くっていう作戦があって』
「…うさぎが何やて？」
『なんっっも聞いてないじゃん侑！って！廊下にいる女子の足見るな変態！！！』
私がパシーンと侑の頭を叩けば般若のような顔がギギギっとこちらを向く。
『もういいです、侑にソウダンとかした私がバカデシタ』
私はそう言って自分の席へもど……らず。
『宮治くんいますか！！！』
いつものように治くんを訪ねに行った。
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まあり(プロフ) - ♪神夜さん» わーっっ！！！お褒めの言葉ありがとうございます！そしてコメも！嬉しいです！これからもぜひよろしくお願いします！ (2021年6月19日 20時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
♪神夜(プロフ) - とても面白いです。読んでいて明るくなる、好きな小説です。これからも更新頑張ってください！ (2021年6月19日 19時) (レス) id: 3e91c9a35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2021年6月9日 21時
