番外編4 ページ25
ー
「Aってやきもちとか妬かないの？」
『え？妬くよ？』
いつもの昼休み。
突然赤葦にそう聞かれて、当たり前でしょ？って顔で答えればなぜか驚いた様に固まる赤葦。
自分で聞いたくせに何をそんな驚くんだよ。
私だって人間だし、ちゃんと赤葦の事が好きなんだから嫉妬くらいするに決まってる。
「え、ほんと？」
『本当だよ？嘘ついてどうする』
「だって、言われた事ないし気付いた事もない」
『だって言ってもないし隠してるもん』
ほら、よく聞くじゃん？
彼女が重いから嫌になったとか、束縛が激しくて…とか。
赤葦にそんな風に思われたくないし…
だからいつも平然を装ってる。
「え、いつ、どんな時？教えて」
『え、ちょ、』
食い気味にガッと近寄ってくる赤葦は、いかにも興味津々って顔で。いつもは冷静なその瞳も心なしかキラキラしてる様な気がする。
『ほ、ほら、前に言ったじゃん？赤葦は優しすぎるって』
「うん、言ってた」
『誰にでも優しいでしょ？そこがちょっと妬けるなあって思ったり』
別に優しくしないでとかそんなのじゃないし他の女の子と話さないで欲しいとかじゃないけど。
「じゃあ優しくしない。A以外に優しくしてるつもりはないけど」
『違う！そうじゃない！』
出たよ。ほら、赤葦ならそう言うと思った。
『いやちょっと思っちゃうだけであって、やめて欲しいとかそんなんじゃないの』
確かに私だけに優しくして欲しいとか少しは思うけど、赤葦の優しい所も好きだし赤葦の良い所だからやめて欲しいとは思わない。
長所を潰すような彼女にはなりたくはないから。
「他には？ある？」
私の言った事を理解したのかしていないのかは分からないけど続けて聞いてくる赤葦に首を捻ると。長くて優しい指先が私の頬に優しく触れるからそのままそれに擦り寄る。
『んー…あとは、モテ過ぎ……とか？』
「え？」
え？じゃないよ…
赤葦ってめちゃくちゃモテるんだよ？
私と赤葦が付き合ってる事は隠していないし、それなりに結構広まってると思うのに。それでも普通に黄色い声は聞こえてくるし告白だって未だに見かけるよ？
罪な男め…
「でも、ちゃんと断ってる」
『うん、知ってる。断ってなかったら大問題』
「まあそうだね」
スルリと赤葦の親指が私の頬を撫で、心地が良い。
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まあり(プロフ) - 妃奈さん» 最後までお付き合いくださり本当にありがとうございましたぁぁあ…！！あの、コメ等本当の本当に励みになりました！ぜひぜひこれからも楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2021年6月4日 16時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
妃奈(プロフ) - 完結しましたね(´TωT｀)赤葦くんめちゃくちゃ素敵でした…！次の作品も嬉しみにしています！！(´TωT｀) (2021年6月4日 6時) (レス) id: ba023e4a89 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 夏雨さん» くっつきましたよおおお！！我慢して頑張って頑張りました赤葦くん！！きっと赤葦くんが幸せにしてくれます！笑 (2021年6月3日 10時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ハイキュー！！さん» 楽しみにしてくださっているのですか！！すごく嬉しいです！！番外編落としたら完結ですがぜひぜひそれまでお付き合いくださいませ！ (2021年6月3日 10時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - ああああ！やっと、やっとくっつきましたね！赤葦おめでとう…ヽ(；▽；)幸せになって、！←謎のエンディング感すみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 1f12b442c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2021年5月30日 21時
