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数時間経った頃。


私は一応煉獄さんの様子を見に部屋へ来た。


前に父が酒を飲み過ぎて倒れたりしていたから。心配で。



『……大丈夫そうかな、』



布団の横へ座ると聞こえてくる規則正しい寝息。上下する掛け布団に安心する。


まあ顔色を見ても時間が経ったからか赤みは引いているし見た感じ異常はない。


……布団も少しもズレていないし。

煉獄さんって寝相いいなぁ…


っていうか、さっきも思ったがいつもより少しだけ幼く見えて可愛い。いつか私の膝枕で寝ていた千寿郎くんの寝顔を思い出す。



『ふふ、似てるなぁ、』



少しだけ頬にかかっていた髪を人差し指で掬ってゆっくりと退かすと


ピクリ、眉が動いたと思ったら「ん、」と短い声が聞こえてゆっくりと目が開く。



『…あ、起こしちゃいましたか?』



まだ眠いのかいつもとは違って瞬きをして、ぼーっと天井を見つめている煉獄さん。


まあ酔った後だしね。

気分が悪くなければいいのだけど…



「……いつの間に寝てたのか、」


『不死川さんと宇髄さんが煉獄さんを抱えて来てくれたんですよ、』


「…あぁ、そうだったのか…すまない、迷惑をかけた」



まだ完全にはお酒が抜けていないのかぽやぁっとしながら気怠げに起き上がる煉獄さんにお水を渡せば大人しくそれを飲む。



『いえ、大丈夫ですよ。それより珍しいですね、酔って帰ってくるなんて』



会議後の飲み会に私を連れて行った時だって

今日みたいに宇髄さん達と飲みに行った時だって普段と変わらない煉獄さんで帰って来ていたはずなのに。

潰れるまで酔うなんて初めて見た。

まあそれも宇髄さんが言っていた条件のせいなのだろうが…



「あぁ、そうだな。正直俺もこんなになるまで飲むとは思っていなかった」


『宇髄さんがアドバイスの代わりに条件を出したとか…、』


「…あぁ、聞いたのか」



何となく気になってそれを聞けば、煉獄さんは湯呑みを置いて眉を下げて私に笑いかける。


な、何ですかその微妙な反応は…

もしかして聞いちゃいけなかったやつ?

私今空気読めていなかった?


……いや、そんな空気なかったし。

何ならあの時、宇髄さん言いかけていたし…


…ん?

っていうかあの時宇髄さん、私にとっても悪い話じゃないとかって言ってなかった?

……少なからず私にも関係するって事かな?








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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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まあり(プロフ) - まゆさん» 嬉しいですーっ!読んでくださりありがとうございます!最後までぜひよろしくお願いします! (2021年3月6日 7時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 煉獄さんかっこいい、、、最高!!!!更新楽しみにしてます!頑張って下さい!応援しています!(*^^*) (2021年3月5日 21時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 明日香さん» すみません!修正してきました!教えてくださりありがとうございます! (2021年3月3日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - 33話の次が26話ですか? (2021年3月3日 18時) (レス) id: c2c1adce1e (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 凪子さん» わーっっ!!ぜひぜひ最後までよろしくお願いします!ありがとうございますー! (2021年3月3日 16時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあり | 作成日時:2021年2月23日 21時

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