太陽は眩しく笑う。1【煉獄杏寿郎】

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「うまい！」


『良かったです』


「うまい！うまい！」


『ふふ、』


「うめえーなあ！お前料理できんのかよ！」


『……』



…何で、



「おいおい、無視かあ？」


『……』



どうしてまだいる！

当たり前のように煉獄さんと並んでご飯を食べる宇随さん。



「うまい！」


『さつまいも本当に好きなんですね、毎日のように出してるのに…』


「うむ！」



いつ食べても何度食べても美味しいと言って残さず…というか足りないくらいにたくさん食べてくれる煉獄さん。


嬉しいなあ…


こんな風に毎回美味しそうに食べてくれると作り甲斐がある。



「なあなあ、うまいって！」


『……』


「せっかく褒めてやってるのに」


『……どうしてまだいるんですか』



すぐ帰ると思っていたのに…



「いいじゃねえか！飯くらい！」


『……煉獄さんとの食事が私の楽しみなんですが』


「お前素直に生きてるよなあ」



何がそんなに面白いのか、ずっと笑ってる宇随さんのお皿はもう空で。米粒一つ残っていない。



『……』


「お、どうした」


『……お代わりしますか？』


「おっいいのか！？」



何故か目を輝かせる宇随さんに小さく息を吐いて宇随さんのお茶碗を受け取ってお米をよそう。

まあ、たくさん食べてくれるのなら良い。

それなら悪い気はしないし…









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