公園のぽっちゃり高校生[テニプリ]

ぽっちゃりの学校帰り道9 ページ10

今日は午前中に終わりさっさと帰ろうとしていたのだが…

ｻﾞｧｰ…

「は！？雨！？」

やばい…このままだと風邪ひく
あっそういえばいつもの公園にある自販機が沢山並んでるところって屋根あったよな？
あそこまでダッシュだ！




「ふぅ…よかった…でも…」

ワイシャツが塗れて肌に密着してて気持ちわりぃ…タオル持ってきててよかったけど

「拭いても拭いても密着する…」

しかも雨だからどうせ来ないか…
あー…天気が天気だし仕方ないか

「あの」

ん？あっいつも来る子達と同じジャージの子だ
目を閉じててなんかノート？を持ってる？

「はい？」

「もしよかったらこのジャージ着てください」

「えっ」

何この子いい子でも借りるのはこの子に悪いなぁ

「でも学校の大切なジャージなんじゃ…」

「いいんです貴女の身体の方が第1ですから」

トゥンクしちゃったわよ
とてつもなくいい子じゃないか

「あっありがとう
私いつもここの公園にいるからいつでも声掛けてこのジャージも返したいし」

「えぇ」

あらやだ会話のキャッチボールってどうやるんだっけ…物理的にボール投げればいいのかな…

「そういえばここの公園にいると貴方のジャージに似た子とか結構見るんだよね」

「そうですかこの近くに合宿所がありますからね」

「テニスをやってるんだっけ？」

「えぇ」

「テニスかぁ…私なんて運動なんでこれっきし出来ないから羨ましいよ
この前友人とここでやったんですけどねぇ…」

こんなデブやからな…仕方ない仕方ない

「テニスは楽しいですよ
慣れれば問題なんてない」

「そうか…いつか慣れればいいなぁ
もし楽しくなったらラリーとか相手してくれる？」

「えぇもちろん」

「そっか楽しみにしててえぇと…」

「柳…柳蓮二です」

「柳蓮二君…よろしくね
私は城ヶ崎A
また会えることを楽しみにしてるね」

とか言いつつ雨は止みちょっとした趣味の話をしつつ帰って行った

蓮二君はノートを欠かせないご様子であった

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