4話 ページ5
クラスのほとんどが自己紹介を終え、
最後の1人になった
先「じゃあ最後笠井な、」
貴「…はい…」
小さな声で返事をし席を立ち上がる笠井さん
なんだか顔色悪いけど大丈夫かな…
貴「あ、えっと…。笠井Aです。元1-Cです。部活は入ってません。よ…よろしくお願いします…」
ペコリと頭を下げ静かに座る笠井さん
すると後ろの方で
「あいつの自己紹介とか別にいらなくね?w」
「確かにwいてもいなくてもどーでもいいしな〜」
っていう会話が聞こえてきた
僕でも聞こえたくらいだから、きっと隣の笠井さんも聞こえてるだろう
…彼女はどう思っているんだろうか
先「よし、じゃあ次は委員を決める。じゃあまず委員長、副委員長な。したいやつー」
モブ「坂田くんしてみたら?」
「んー…俺はいいかなw委員長とかって忙しそうだしさw」
モブ「そっか…ま、軽音部忙しいもんねw」
「そうそうw」
あまり好きじゃないクラスメイトに話しかけられて若干憂鬱な気分になった
この子…僕らに好かれたいのか知らないけどやたらくっついてくるんだよなぁ…
香水の匂いキツいんだよ()
「…笠井さんは委員とかしないの?」
貴「………えっ、私…?」
「あはは、笠井さんって学年に君だけだよw」
貴「あ、そうだね……私は委員はしないよ」
笠井さんは少しはにかみながら下を向いてしまった
やっぱり…女の子って感じで可愛い
1人でニヤついてたら隣から「ゴン」という鈍い音がした
「えっ、笠井さん!?大丈夫?」
見ると、机に頭を打った音のようだった
机に体重を預け、表情は苦しそうだった
「先生、僕保健室連れていきます!」
先「お、おう、頼んだぞ」
笠井さんの腕と足に手を通し
持ち上げる
なるべく笠井さんの身体に負担がかからないように階段を降りた
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ゆゆ - 続き楽しみです!がんばってください (2019年1月8日 15時) (レス) id: 8a0f45a62c (このIDを非表示/違反報告)
よのぎ - とても面白いです続き楽しみにしてますこれからも頑張ってください (2017年4月30日 20時) (レス) id: 941d21a837 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - Uta 。さん» ありがとうございます!! (2017年4月5日 2時) (レス) id: 9ff563fc44 (このIDを非表示/違反報告)
Uta 。(プロフ) - がんばって下さい! (2017年4月5日 2時) (レス) id: 5fbd81bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
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