検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,239 hit

4話 ページ5

クラスのほとんどが自己紹介を終え、
最後の1人になった


先「じゃあ最後笠井な、」

貴「…はい…」



小さな声で返事をし席を立ち上がる笠井さん

なんだか顔色悪いけど大丈夫かな…




貴「あ、えっと…。笠井Aです。元1-Cです。部活は入ってません。よ…よろしくお願いします…」


ペコリと頭を下げ静かに座る笠井さん

すると後ろの方で
「あいつの自己紹介とか別にいらなくね?w」
「確かにwいてもいなくてもどーでもいいしな〜」
っていう会話が聞こえてきた


僕でも聞こえたくらいだから、きっと隣の笠井さんも聞こえてるだろう

…彼女はどう思っているんだろうか



先「よし、じゃあ次は委員を決める。じゃあまず委員長、副委員長な。したいやつー」

モブ「坂田くんしてみたら?」

「んー…俺はいいかなw委員長とかって忙しそうだしさw」

モブ「そっか…ま、軽音部忙しいもんねw」

「そうそうw」



あまり好きじゃないクラスメイトに話しかけられて若干憂鬱な気分になった

この子…僕らに好かれたいのか知らないけどやたらくっついてくるんだよなぁ…
香水の匂いキツいんだよ()



「…笠井さんは委員とかしないの?」

貴「………えっ、私…?」

「あはは、笠井さんって学年に君だけだよw」

貴「あ、そうだね……私は委員はしないよ」



笠井さんは少しはにかみながら下を向いてしまった


やっぱり…女の子って感じで可愛い


1人でニヤついてたら隣から「ゴン」という鈍い音がした



「えっ、笠井さん!?大丈夫?」



見ると、机に頭を打った音のようだった

机に体重を預け、表情は苦しそうだった



「先生、僕保健室連れていきます!」

先「お、おう、頼んだぞ」



笠井さんの腕と足に手を通し
持ち上げる


なるべく笠井さんの身体に負担がかからないように階段を降りた









_______________________

5話→←3話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.3/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆゆ - 続き楽しみです!がんばってください (2019年1月8日 15時) (レス) id: 8a0f45a62c (このIDを非表示/違反報告)
よのぎ - とても面白いです続き楽しみにしてますこれからも頑張ってください (2017年4月30日 20時) (レス) id: 941d21a837 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - Uta 。さん» ありがとうございます!! (2017年4月5日 2時) (レス) id: 9ff563fc44 (このIDを非表示/違反報告)
Uta 。(プロフ) - がんばって下さい! (2017年4月5日 2時) (レス) id: 5fbd81bbb7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒猫 | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2017年3月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。