ニコ動で活動するそこそこ人気歌い手の私は実は腐女子なんです。【歌い手】

１２話 ページ14

貴女side_____





「……あれ、今何時だ…」


新幹線に乗っている間に眠くなって寝ていたみたいだった

自分の腕についた時計で時刻を確認すると午前1時13分



『___次は東京です。東京です。______』



「あ、次か…センラ、起きて〜次降りるぞ〜…」

セ「ん……」

「もー…起きないと犯すよ…？」

セ「はっ？…え？」

「……」



やっべえ…ぶっ込みすぎた…w



「冗談wほら、もう着いたから行こw」

セ「う、うん…急にそんなん言われてもびびるわw」

「ごめんごめんw」



ば、バレてないよね…私が腐ってるって…

BLにハマって早数年
96以外の周りの子にはひたすら隠してきた

世の中、私みたいに腐ったのが好きな人もいればそういうのを嫌う人だって沢山いる

もし……もし、みんなに「気持ち悪い」だなんて言われたら…
私は絶対に立ち直れない

だから、96以外には隠してきた
ううん、これからも隠さないと
大切な人たちに軽蔑されるのは辛いから…




セ「A？今さかたんにLINEしたら家来ていいって言われたからさかたん家行こ」

「あっ、うん。ありがとう」

セ「…なんかぼーっとしとるけど大丈夫か？やっぱ今日仕事しすぎたんちゃう？」

「大丈夫大丈夫！お酒飲んだら大丈夫さ〜お酒買いに行こう」

セ「……飲みすぎたら倒れるからやめてな。連れて帰るん俺やねんからw」

「はいはいwわかりましたよーw」

セ「じゃあ行こかw」




変に優しくするなよ…あほセンラめ…
よくわからんけど泣きそうになるだろ…









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