Episode.50 ページ5
Aが何故玲王の頬にキスをしようとしたか、それは後に玲王からキスを迫られるのを恐れたからだ。
(後から迫られるなら、今手っ取り早くやっちゃった方がいいよね！？あわよくば喧嘩を停められる……？)
思い立ったが即行動。だが少し恥が残っていたのが悪かったのか、Aはギュッと目を瞑っていたため、玲王がこちらを振り向いたタイミングでキスをしてしまったのだ。
何たる偶然か、綺麗に唇と唇が重なってしまった……
『いやああああああのこれは、わわ、わざとじゃなくてですね！？！？』
｢……？？？？｣
Aは顔を真っ赤にして両手をブンブン振り回し、玲王も同じく顔を真っ赤にして、ショートしているようだった。
｢ウブ〜、…見せつけてくれんじゃん。｣
士道にはAが見せつけるように玲王にキスをしたという誤解が生まれてしまったようだが、奪いがいがある ♪と逆効果だった…
『わわわわわ、私のファーストキスが……』
意気消沈しているAに、追い打ちをかけるように近づく士道。
｢んじゃ、セカンド頂きィッ♡｣
そう言うと、Aの後頭部を乱暴に抱き寄せて、ちゅーーーぅっと熱いキスをした。
『ぅん！？！！！？！？？』
｢プハッ、ん〜うまっ！｣
『？？？？？』
満足そうに笑う士道と、何が起きたか全く理解していないA。
『うそ……士道くん今、わ、私……に。』
そう言ってプルプルと震えるAの反応を見るために、グイッと顔を近づけた。
｢んー、まだ刺激が強かった？……アレ？｣
恥ずかしがって顔を真っ赤に染めていると思っていた士道とは裏腹に、Aは目にめいいっぱいの涙を貯めて、泣くのをぐっとこらえていた。
｢(……何その顔、唆る)｣
『士道くんのクソバカアホボケやろうっ！！！！一生許さないからねっ！！！』
Aは自身の最大の力を右手に込めて、ﾄﾞｺｯと士道のお腹にパンチを決め、涙を零して叫びながらながらその場を去っていった。
『うわぁ〜んっ！！私のふぁーすとがぁあーっ！！！！』
｢……エッグィ♡｣
予想外のAの反応。取り残された士道は、ｿﾞｸｿﾞｸｯとAの泣き顔に興奮していた。
｢あー、好きになっちゃいそう♡｣
そう呟いた士道は上機嫌に口笛を拭きながらその場を去って行った。
玲王は未だにその場でぼーっと立ちつくしているようだ。
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みかん - 更新待ってる (1月3日 18時) (
レス) @page7 id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
おみそ - あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ好きですうううううううううううう (2023年2月26日 12時) (レス) @page7 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
あめみや。 - 頑張れ千切！！お前ならいける！！更新頑張ってください (2023年1月25日 22時) (レス) @page7 id: fa3c2f95ab (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りおさん» コメントありがとうっ！！何とか続編作れたァ！！もっと甘々に持っていきたいと思ってるから、頑張って攻めてみるねっ！！あくまでも無理やりはしたくない凪くんカッコよすぎるよねぇ(；；)ありがとう！更新頑張りますっ！！ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2023年1月24日 15時
