Episode.37 ページ41
『うぇえ！？ちょ、ば、蜂楽くん！？』
突然姫抱きされたAはビックリして蜂楽の上暴れてみるがビクともしない。
落ちるかもしれないので、諦めて蜂楽の首に腕を回した。
「わっ、へへ…Aめちゃくちゃ軽いね！！ちゃんと食べてる？」
『た、食べてるけど…お、下ろしてっ！恥ずかしいよこの格好っ！！』
お嫁に行けない〜っ！！と蜂楽の首元で顔を隠すA。
「でもA、腰が抜けて動けないんじゃないの？」
『ぎくっ…』
「図星だね ♪」
蜂楽は上機嫌にAの首元に顔を埋める。
『ひゃっ！？ちょ、くすぐったいって！！よ、世一何とかして…もう持たない…』
「ちょ、A、大丈夫か！？」
「ありゃりゃ、俺やっちゃった？」
潔は手を伸ばし助けを求めるAをしっかりと受け止め、ゆっくりと床に下ろした。
『うぅ…よ、世一おんぶ…』
「えっ、お、俺！？いいけど…」
Aにそう言われた世一は、渋々Aに背中を見せる。
すると、Aはずるずると潔の背中に這い上がり、きゅっと首元に抱きついた。
『んん…よいちいいにおい……』
Aはそう言うと、潔の肩に顔を埋めて眠りについてしまった。
「A、寝ちゃった？」
「うん、疲れてたみたいだな。」
潔と蜂楽はAをどうしようかと悩んでいると、おい。と背後から声をかけられる。糸師 凛だ。
「さっさと出ていけ、目障りなんだよ。」
ギロッとふたりを睨む凛。蜂楽と潔はとりあえず凛の部屋から出ることにした。
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「クソ……」
1人部屋に取り残された凛。潔たちにくっつくAを見て、モヤモヤとした感情を抱いてしまったことにイラついていた。
「死んでも俺がいいと言わせてやる。」
凛はAが出ていった扉をキッと睨みつけた。
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『んん〜むにゃむにゃ……』
「… …」
一方潔は、とりあえずAを連れて自分の部屋まで運ぶことにした。
「どうしたの？潔、顔真っ赤だよ〜？」
「い、いや……大丈夫。大丈、夫……」
(む、胸が……っ！！)
おんぶをしているので、彼女の胸が潔の背中に当たる感触が伝わる。
潔は必死に自分と戦っていたのだ。
「それにしてもぐっすりだね〜！」
そんな潔の気も知らずに、蜂楽はつんつんとAの頬をつついた。
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黒糖さまでーす - 良い (2023年3月29日 18時) (
レス) @page18 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます(；；)めっちゃモチベになりました…！これからも頑張りますので宜しくお願いします(*´˘`*) (2023年1月4日 2時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - りおさん» りおちゃんありがとうございます- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́-どんどん湧いてくるのでガンガン文字に起こしていきます……！！！もっと色んなキャラと会わせたいんですけどねっ！！ (2023年1月4日 2時) (レス) id: 708c48853c (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 私このお話すごく好きです！めっちゃ応援してるので頑張って下さい！！ (2023年1月4日 1時) (レス) @page25 id: 6e1da832f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2022年12月24日 11時
