Nolife13 ページ15
東雲side
血だらけになりながら苦しそうな顔をしてるフィンを横目に立っているロイドがいた時俺は分かったこいつのせいだってロイドはどこまでも性根が腐ってるのだと
「...何してるの?」
「謝ってもらってるんだ、彼が調子に乗っちゃったからね。」
「大丈夫?フィンくん、ネネちゃん直せる?」
「うん、大丈夫?」
草薙が杖を取り出し治癒魔法をかけようとした途端フィンがこう言った
「そんなことより…マッシュくん………………ぼ、僕なんだ… 君の教科書ボロボロにしたの僕なんだ…怖くて逆らえなくて。けど君は僕のこと友達だって…それなのに僕は君に酷いことを……だから…どうしても謝りたくて…本当にごめん…ごめんよ…」
「...チッ...」
虫唾が走る、ほんとになんでこういうやつが不正使ってのし上がるのか俺はイライラしつつフィンのことを支えて草薙に治癒を暁山に修繕をかけてもらった
「僕にもそうやって素直に謝れば良かったのに。…あっそういえばさ。教頭と一緒に食事するんだけど来ない?あ、もちろんそこの3人もそんなボロ雑巾は放っておいてさ、君たちのことを是非紹介したいんだ…こんなチャンス二度とないと思うけど、そんな謝ってばかりの奴とつるんでたらね…」
次の瞬間マッシュがロイドの髪を掴んでそのまま床に打ち付けた、俺はこういう奴ほど虫唾が走るから感謝した、草薙は頭痛そうにしてたが
「謝るのはお前の方。」
「......そんなことしたら退学に...」
「...、重要?それ」
「「「いや、重要」」」
「...やっぱまずいかも、やってしまったかもしれない」
すると向こうからやってくれましたねと初めて聞く声が聞こえてきて見るとなんかすげー髪型のおっさんが歩いてきたが俺達は分からなかった
「ファルマン教頭!!なんでこんな所に!」
いや、教頭なのかよと俺や暁山、草薙は思いつつファルマン教頭は口を開いた。
「私は彼のことを彼のお父様から頼まれていますから。一部始終、見させてもらいました。」
「...一部始終見てたんなら」
「この事を暴力事件としてフィンとマッシュ…それからミズキ、アキト、ネネお前たち5人を学内会議にかける。」
俺はキレそうになった、なんでこいつらがこういう大人のせいで事件に巻き込まれなきゃいけねぇんだと、たしかに暴力は良くないだが喧嘩をある意味ふっかけてきたのは相手の方だ。
「少し考えれば分かるだろ。
身分が違うんだ、君らとこの子じゃ。」
俺は杖をまた取りだした。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←Nolife12
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:咲兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2024年2月20日 0時