Nolife12 ページ14
東雲side
翌朝俺はいつも通り寧々とマッシュとクラスに入っていき自分の席に着く、するとマッシュと俺と草薙の教科書がボロボロになってて草薙は「なんでこうなってる訳...？」
といい悲しそうな顔をしてた...
ロイド・キャベル、ランスから聞くには魔法局の高官の息子らしく教頭とも手を組んでるらしいが手を出せない様子。
「こんにちは、昨日来なかったけど何してたの？」
「あ...ごめんなさい、シュークリーム作ってました」
俺と草薙はいつ元の世界に帰っていいように先生に許可を得て歌の練習していた暁山は服を作ってたらしいが...ロイドの眉間がピクリと動いたような気がしたが次の瞬間
「それよりさ...君、神覚者を狙ってるんでしょ？僕、教頭と仲が良くて少しツテがあってさ、僕の言うことを聞いてくれたら君のこと教頭に推薦してあげるけど？」
「えっやった、やります。」
「は？おいっ」
最悪だめんどくさい奴に絡まれたなと思ったが念の為様子見で情報貯めて校長にでも連絡しようと思った、それからマッシュはロイド達に尽くすようなパシリと化していた
それは見てて不愉快だったしなんなら殴りたかったでもそれだけじゃダメだろうと思いつつ教科書を直したりした
「次の授業はえーっと…ん？また教科書破れてる... フィンくんの教科書見せてくれない？」
「ご…ごめん…他の人に…」
「ありがとう。」
マッシュはフィンという人の隣に座り教科書を見せてもらおうとしていたマッシュはメンタルがめちゃくちゃ強いのだとここで分かった。そして次の授業も移動しようとして俺と草薙、暁山が話していたらマッシュが床を拭いてるのを見かけた
「...マッシュくん、もうしなくていいよここめっちゃくちゃピッカピカになっちゃってる」
「あ、ほんとだ、すっごいキレイになってしまった…」
「あ、ほんとだ、って...ねぇマッシュくんもう言うこと聞かなくていいよ...」
神覚者になるのは大切だがこれは悪質ないじめになりかねない俺はロイドのやつが許せなかったのと同時に少し彼に防御魔法をかけた
「とりあえず授業行くぞ」
「...あれ」
マッシュの手元には教科書があったそれはマッシュのではなく隣の席に座った時に居たフィン・エイムズのものだった
「フィンくんどこいったんだろ…間違えて教科書持って帰っちゃったよ。」
「おっちょこちょいだなー！...ってあれ？なんか殴る音しない？」
そこには血だらけのフィンの姿が
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時：2024年2月20日 0時
