Nolife9 ページ11
寧々side
面接会場は圧迫感があって私にとって苦手なものだった。早く終わってー!と願うばかりでめちゃくちゃ怖かった
「まず最初になぜ、我が校を選んだのか聞こう」
「…元いた世界に帰るためです」
「元いた世界…?」
面接官たちがザワつく。無理もない、だって私と東雲くん、暁山さんはここの人間じゃない異世界人になるんだからと思いながら
「元いた世界では、仲間や家族がいましたがいきなり目を開けるとここの世界に飛ばされてました信じ難いですが…」
「フォフォフォ、信じるぞ、アキト、ミズキは仲間といった感じでいいんじゃよな?」
「は、はい」
私はウォールバーグ校長先生の言葉1つ1つがストンと腑に落ち、なんでか落ち着けた。次の瞬間ウォールバーグ校長先生が口を開く
「先程はルッチが失礼したのぉ、先程君たちが使ってた魔法は一体なんじゃ?」
「私達の魔法はおそらく元いた世界にあった曲から出来てるんだと思います…」
嘘をつく羽目にはなってしまったがセカイの説明をするのも気が引けるし、なんならめんどくさい事になりそうだとわかってたから言わなかった。ウォールバーグ校長先生はなるほどのぉと理解してくれた。優しい人でよかったとつくづく思った。
「そうかそうか。君を歓迎しよう。ようこそイーストン魔法学校へ」
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作者名:咲兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2024年2月20日 0時