愛すなら愛してよ【prsk＆2434】 (ページ3)

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Darjeeling1 ページ3

恋は苦いとは言うけれどダージリンティーは苦いのか？
それは私は知らない

これは、とある少女ととある青年の物語

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「お兄ちゃん…また寝坊…？」

私の名前は翠乃、翡翠のように
美しく優しくあるようにってお母さんがつけた名前
そんな名前が大好きである
そして今目の前ですごい体勢で寝ているのが私の兄
仁羽、神山高校の教師なのにこの有様

「お兄ちゃんー！そろそろ起きないと学校に遅れるし私先に行くよー！？」
「ん…あとごふん…」
「…あーもういいや…。」

こんな感じで家ではめちゃくちゃだらけてる…学校ではめちゃくちゃしっかりしてるって白石先輩から聞いたのに

「おーにぃーちゃーん！？！？いい加減にしなさい！じゃないと私東雲さんと学校行くよ！？」
「！？それはだめっ！！いってぇええ…。」

ベットから見事に落ちた。綺麗に落ちた
そう、私が東雲さんの名前を出すといつもこんな感じだ。
東雲さんとは白石先輩のチームメイトでありビビットストリートで私はたまたま出会い仲良くなった

「全く…お兄ちゃんってだらしないんだからほらこれ食べて着替えて行くよ！」
「すまんな…。翠乃は書類とか鞄に入れてくれないか…」
「ん、分かった」

これが空見家の日常。母と父はとっくに他界しており二人暮しである

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「お兄ちゃん送ってくれてありがとう、学校頑張ってね」
「おう、そっちもな」

兄が車で私を送ってくれ学校に向かうこれが日課
本当は歩いて行きたいのだけれど兄が
『可愛い可愛い翠乃に変な虫が寄ったらどうする！？』
と、こんな調子…。まぁ、分からなくは無いけれど
私だって、兄が変な女の人に付き纏われるのいやだし…。
そんなこんなに行ってる間に教室につき入った

「おはよう！翠乃！またお兄さんに送って貰ったの？」
「そう、お兄ちゃんが送るって聞かなくて…」
「仲良いのね〜本当に羨ましい…あんなにかっこいい兄、そしてこんなにも美人で可愛い翠乃！これはてぇてぇと、は言わざる兄妹ですわ」
「えぇ…お兄ちゃんは分かるとして、私は無い無い…。」
友人と私の兄について話すのがある意味日課になりつつあり私をおだてる2人私はべつに可愛いくないけどな…