Darjeeling16 ページ19
「お邪魔しまーす...さすが加賀美先輩のお宅広いですね...」
「そうなんですよ、私ですら中々覚えられなくて...」
こちらですよと道案内をしリビングへと連れて行き、隼人にぃ達が帰ってくるまで寛いでて下さいといい私はキッチンへと向かい先程買ったシチューの材料を取りだした
私が作るシチューは少し特別でニンニクを少し入れるのだが
「エバンスさん苦手な物とかあります？」
「あーそうですね...きのこ類、貝類、甲殻類、レバー、ドリア、オリーブ、果物はグレープフルーツですね...甲殻類は軽いアレルギーがありまして...」
「なるほど...ではエバンスさんの分のシチューにきのこ入れないでおきますね！」
神様？と言われたが私はべつに神ではないが少し笑ってしまいエバンスさんは立ち上がりこちらに来て頭を撫でたこんなにいい子がいじめなんかするものかとボソッと言ったが私には聞こえたそう、何故エバンスさん...いや、黛さん、とこ、京子は私がいじめをしたという嘘を知っているのかそれは隼人にぃが伝えたからだそれはもちろん隼人にぃの仕事仲間全員に
エバンスさんは「こんなに可愛らしい方を傷付けるなんて俺...許せませんね」ふっと笑い一人称が変わってることに気がついた私は顔が赤くなった
「あ、え、あ、ありがとう...ございます...？」
「ふふっどういたしましてです。そういえば貴女のお名前お聞きしてませんね」
「あ、すみません...私の名前は空見翠乃と言います...名前の由来は...「もしかして翡翠の翠から来てますか？」はいそうです！お詳しいですね...」
これでも大学の教授ですが文字を見れば大体は分かりますよと胸を張るような感じで言われ私はさらに頬が緩くなったこんなにも面白く優しい方に出会えて良かったと私は思う
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作者名：咲兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時：2022年10月8日 23時
